レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月19日
- 登録日時
- 2023/05/06 11:42
- 更新日時
- 2023/06/25 14:15
- 管理番号
- 3915
- 質問
-
解決
鬼貫の句「庭前に白く咲きたる椿かな」の「庭前」は何と読むのか。
- 回答
-
「ていぜん」
- 回答プロセス
-
『新俳句大観』(明治書院編集部/編 明治書院 2006年)にて第一句索引を確認。
「て」の項(p.169)に該当の句があることから「ていぜん」と判るが、読み仮名はなく、念のため他の資料でも確認をとることにする。
『新俳句大観』で該当の句は『大悟物狂』に収められていると判ったので、所蔵資料を検索。
『伊丹風俳諧全集 上巻』(岡田利兵衛/編著 柳原書店(発売) 1940年)と『新日本古典文学大系 71』(佐竹昭広/[ほか]編集委員 岩波書店 1994年)がヒット。
『伊丹風俳諧全集 上巻』の句には読み仮名がなく、『新日本古典文学大系 71』の句には「ていぜん」と読み仮名が振られていた。
郷土資料の書架から鬼貫に関する資料を確認。その中で句に「ていぜん」と仮名が振られているのは、『鬼貫のすべて』(柿衞文庫/編集 柿衞文庫 2010年)と『鬼貫句選・独ごと』([上嶋鬼貫/著]岩波書店 2010年)。
読み仮名の振られている『新日本古典文学大系 71』(p.127)『鬼貫のすべて』(p.105)『鬼貫句選・独ごと』(p.17)の3冊を質問者にご確認いただき、終了。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 日本文学 (910 10版)
- 詩歌 (911 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 上嶋鬼貫
- 鬼貫
- 柿衞文庫
- 岡田利兵衛
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000332890