・『香川史学 第10号』(香川歴史学会/編 香川歴史学会 1981年)
[当館請求記号:K2110 K14 1-10]
本書収録の、随想「あんもち雑煮」あれこれ(久利久男/著)に、『高松の風土と歴史』から引用して、
「いかに砂糖どころの讃岐とは言え、庶民には高嶺の花の砂糖を、せめてお正月三が日の
お雑煮に砂糖あんの入ったお餅を入れて祝うようになったと言われている。」と紹介している。(62頁)
・『21世紀へ残したい香川 1』(四国新聞社/[編] 1999年11月1日から2002年5月27日まで四国新聞に掲載された同タイトルの特集記事を切り抜きしたもの)
[当館請求記号:K0491 S3 4-1]
本特集記事No.7「白みそあんもち雑煮」(2000年1月1日掲載分)において、 香川民俗学会 丸山恵子氏は、
「昭和三十年くらいまでは甘いものは大変なごちそうだった。まして明治のころなら讃岐三白とはいえ、
庶民の口にできたのは、ねば砂糖などとよばれた白下糖。それも病気をした時や盆、正月などの「なんぞごと」の
時くらいだった。白みそも特別な時だけ。ふだんは質素に暮らして、せめて正月くらいはと考え出したのが始まりでしょう。」
としている。
本記事は四国新聞ウェブサイトで読むことができる。
[21世紀へ残したい香川公開URL][最終確認:2012年2月8日]
http://www.shikoku-np.co.jp/feature/nokoshitai/