レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年07月11日
- 登録日時
- 2023/11/07 14:28
- 更新日時
- 2024/02/08 10:44
- 管理番号
- 埼久-2023-046
- 質問
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解決
三条家や三条西家と篳篥の関係について知りたい。
- 回答
-
以下の資料と情報を紹介した。
1 図書
『公卿人名大事典』(野島寿三郎編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店 1994)
p329「三条家」の項
「代々笛学をもって奉仕し、摂家に次いで要職に務めた。」とあり。
『公家事典』(橋本政宣編 吉川弘文館 2010)
p147-149「三条家」の項に、
p148に「家職は四箇の大事・有職故実および雅楽(笛)・装束。」とあり。
『日本名門・名家大辞典』(森岡浩編 東京堂出版 2012)
p239「三条家」の項に、「転法輪三条家ともいう。閑院流の嫡流で清華家の一つとあり。支流に西園寺、徳大寺、三条西家などがある。家職は笛。」とあり。
『京都事典 新装版』(村井康彦編 東京堂出版 1993)
p177「三条家」の項に、「笛を家業とした。」と記述あり。
『絵で読む 楽家録』(安倍季昌著 書肆フローラ 2008)
p77-79「篳篥の名器」中、p78「蟬(ひぐらし)」の項に、 「(一名蜩)(青蓮院宮の重器。彦根中将直亮に移り三条殿へ贈る)」とあり。
2 雑誌
太田暁子著「幕末における公家の雅楽伝承に関する一考察-今出川実順を例に-」(『研究紀要 第39集』p89-99 東京音楽大学 2016.2)
p89「北海道に移住して三条実美や蜂須賀茂韶たちと華族組合農場(雨竜農場)を創立」とあり。
p95「『楽書日記』にある今出川(菊亭)家に関する記述」表があり、その中の「12(巻) 安政2(年) (西暦)1855 7(月) 10(日)」に「篳篥三条侍従実美」、「14(巻) 安政4(年) (西暦)1857 3(月) 19(日)」に「篳篥 三条少将実美朝臣」とあり。
(注)《東京音楽大学リポジトリ》(https://tokyo-ondai.repo.nii.ac.jp/?page=1 東京音楽大学)でも公開。(https://tokyo-ondai.repo.nii.ac.jp/search?page=1&size=20&sort=custom_sort&search_type=0&q=)
3 インターネット資料
《国立国会図書館デジタルコレクション》
『七卿西遷小史 : 明治維新政治史序説』(中野泰雄著 新光閣書店 1965)(https://dl.ndl.go.jp/pid/2991905 国立国会図書館)9コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
p9-18 「三条実美の生い立ち」
p9「(前略)管絃篳篥を阿部季良に学び(後略)」とあり。
《国立国会図書館デジタルコレクション》
『雅楽通解 楽史篇』(芝祐泰編 国立音楽大学出版部 1967)(https://dl.ndl.go.jp/pid/2515752 国立国会図書館)40コマ-41コマ 国立国会図書館/図書館送信参加館内公開
p68-70 篳篥の助奏や間奏を伴う神楽歌について、従来限られた者にしか伝承されてこなかったが、「明治五年二月■[ニ]四日(一八七二)より雅楽局所属の伶人(古来の楽人)にその傳習が許され、更に同六年五月■[ニ]七日太政大臣三條實美より勅令第百七十五号を以って「神楽傳習之儀 従前華族及旧伶人に限り候處、自今人民一般被許候事」と布告された由緒を持つ歌曲である。」とあり。
- 回答プロセス
-
1 参考図書を確認する。
2 自館目録を〈篳篥〉〈三条〉〈三条西〉〈中世 & 笛〉〈家職〉〈家業 & 公家〉で検索する。
3 NDC分類〈76〉の棚にあたる。
『雅楽入門』(増本伎共子著 音楽之友社 2000)
p28-47「第2章 歴史のあらまし」の項あり。
p45-47参考文献あり。
4 3で調査した資料の参考文献を確認する。
5 《CiNii Research》(https://cir.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈篳篥 & 三条〉で検索する。
6 《国立国会図書館オンライン》(https://ndlonline.ndl.go.jp/ 国立国会図書館)を〈篳篥 & 三条〉で検索する。
7 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を〈篳篥〉〈篳篥 & 三条〉〈篳篥相承系譜〉〈篳篥 & 三条実美〉で検索する。
《師子相承・相伝血脈: 歌 舞 管 絃》(http://utamai.com/article/176445994.html 歌舞管絃)
「典名 著者 所収」の順で、「「神楽篳篥相傳之統」安倍季尚「楽家録」巻之十六「絃管系図目録」」とあり。
8 《国立国会図書館デジタルコレクション》を〈絃管系図目録〉〈三条実美 & NDC分類:768〉〈三条西実隆 & NDC分類:768〉で検索する。
9 《Google Scholar》(http://scholar.google.co.jp/ Google)を〈正親町 & 篳篥〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2023年7月11日。
- 事前調査事項
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『三条西実隆と古典学 改訂新版』(宮川葉子著 風間書房 1999)
『雅楽篳篥千年の秘伝』(安倍季昌著 たちばな出版 2008)
『三条西実隆』(日本歴史学会編 吉川弘文館 1969)
『日本の肖像 旧皇族・華族秘蔵アルバム 第9巻』(毎日新聞社 1990)
- NDC
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- 邦楽 (768 9版)
- 参考資料
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- 『公卿人名大事典』(野島寿三郎編 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店 1994) , ISBN 4816912444
- 『公家事典』(橋本政宣編 吉川弘文館 2010) , ISBN 9784642014427
- 『日本名門・名家大辞典』(森岡浩編 東京堂出版 2012) , ISBN 9784490108217
- 『京都事典 新装版』(村井康彦編 東京堂出版 1993)
- 『絵で読む 楽家録』(安倍季昌著 書肆フローラ 2008) , ISBN 9784901314121
- 『研究紀要 第39集』(東京音楽大学 2016.2)
- キーワード
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- 雅楽-日本
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 音楽
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000340740