レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008年09月06日
- 登録日時
- 2008/11/22 02:10
- 更新日時
- 2008/11/22 09:49
- 管理番号
- OSPR08110006
- 質問
-
川端康成が自ら所有する国宝「十便十宜図」について書いた本(文章)を探しています。
- 回答
-
『芸術新潮 58(2)』に「おそるべし!川端康成コレクション」という特集があり、そこからえた情報は以下のとおり。
(1)『川端康成全集』の月報第11巻・第12巻に該当箇所があるもよう
府立所蔵の全集(第一次・第三次・第四次版)の月報では確認できず⇒第二次を所蔵せず。
(2)『川端康成と東山魁夷:響きあう美の世界』にコレクション掲載。pp.12-15に短文と図版あり。
『川端文学の世界 4』p.291 「川端康成と古美術」(谷口幸代/著)に「『口絵解説』のように自ら所蔵の品について筆を執ったものもある」とあり。
(3)『川端康成全集 28』pp.466-489『口絵解説』所収。
以下の箇所に短文あり。
pp.474-475 「九 与謝蕪村「十宜図」のうち「宜暁」 」前掲 (1)月報12に相当
pp.475-476 「十 池大雅「十宜図」のうち「淙濯便」」前掲 (1)月報11に相当
pp.482-483 「十八 与謝蕪村 十宜の内、宜秋」
pp.484-485 「二十 池大雅 十便帖の一、耕便」
*(3)の解題(p.567)によると『口絵解説』とは、新潮社版第二次『川端康成全集』(1959-62)全12巻と第三次(1969-1974)全19巻のうち第14巻までの巻頭に添えられた所蔵の美術品の写真について、第二次では「月報」に、第三次では「写真の裏面」に執筆された短文をまとめたものである。
**『口絵解説』の「十八」「二十」は以下の第三次全集に掲載あり。
『川端康成全集 8』 (新潮社 1977)918.6/58
『川端康成全集 10』(新潮社 1977)918.3/58
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 作品集 (918 8版)
- 参考資料
-
- 『芸術新潮 58(2)』(新潮社 2007/02/01)(ページ:) (資料番号:4111051969,請求記号:P70/1N)
- 『川端康成と東山魁夷:響きあう美の世界』(川端香男里/監修 求龍堂 2006.9)(ページ:12-15) (資料番号:1115393728,請求記号:910.26/2425N/カワ)
- 『川端文学の世界 4』(田村充正/編 勉誠出版 1999.5)(ページ:291) (資料番号:1113976524,請求記号:910.26/2425N/カワ)
- 『川端康成全集 28』(新潮社 1982.2)(ページ:466-489) (資料番号:161115732,請求記号:918.6/128)
- キーワード
-
- 十便十宜図
- 川端康成
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 書誌事項調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000049172