レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年08月09日
- 登録日時
- 2011/11/30 13:31
- 更新日時
- 2012/02/15 16:20
- 管理番号
- 埼久-2011-061
- 質問
-
解決
ほら貝の吹き方について載っている資料を探している。
- 回答
-
以下の資料を紹介する。
『修験道辞典』(東京堂出版 1986)
p347「法螺 ほら」に法螺の解説あり。
p397「立螺 りゅうら」によると、立螺とは「修験道における法螺の吹き方、その時の作法をいう。」とあり、続けて奏法の解説あり。
『修験道修行大系』(修験道修行大系編纂委員会編 国書刊行会 1994)
p218-223「立螺作法」の項によると、「現在、当山派においては、昭和15年に本間龍演先達が著した『立螺秘巻』をもって常用としている。立螺のもっとも基礎となる螺の持ち方、螺の立て方について同書「立螺之大事」の項では次のように記している。」とあり、「立螺之大事」が収録されている。
「図7 法螺の音階五線譜」や「図8 乙音の吹き方」「図9 甲音の吹き方」の口の形の図が掲載されている。
『日本伝統楽器小辞典』(郡司すみ編 エイデル研究所 2006)
p320-321「ほらがい(法螺貝)」の項、p320に奏法について簡単な記述あり。
- 回答プロセス
-
《レファレンス協同DB》を〈ほら貝〉で検索すると類似事例「ほら貝の吹き方を知りたい」(さいたま市立中央図書館)あり。
(https://crd.ndl.go.jp/GENERAL/servlet/detail.reference?id=1000062935 国立国会図書館 2011/08/09最終確認)
紹介されている『修験道辞典』(東京堂出版 1986)の記述を確認する。
p347「法螺 ほら」に法螺の解説はあるが、奏法なし。
p397「立螺 りゅうら」によると、立螺とは「修験道における法螺の吹き方、その時の作法をいう。」とあり。続けて奏法の解説あり。
自館目録を〈ホラガイ〉〈リュウラ〉〈(全項目)立螺〉〈(分類)75 or 76 & 楽器〉で検索したが、該当資料はヒットせず。
〈(件名)邦楽〉〈(分類)768 & 楽器〉で検索した結果は以下のとおり。
『日本伝統楽器小辞典』(郡司すみ編 エイデル研究所 2006)
p320-321「ほらがい(法螺貝)」の項、p320に奏法について簡単な記述あり。
p321の参考文献に「仏具大辞典」(鎌倉新書 1982)、「仏具辞典」(東京堂出版 1999)あり。
修験道関係
『修験道修行大系』(修験道修行大系編纂委員会編 国書刊行会 1994)
p218-223「立螺作法」の項あり。
「現在、当山派においては、昭和15年に本間龍演先達が著した『立螺秘巻』をもって常用としている。立螺のもっとも基礎となる螺の持ち方、螺の立て方について同書「立螺之大事」の項では次のように記している。」とあり、「立螺之大事」の収録あり。
「図7 法螺の音階五線譜」や「図8 乙音の吹き方」「図9 甲音の吹き方」の口の形の図あり。
《CiNii(NII論文情報ナビゲータ)》
〈ホラガイ〉〈リュウラ〉〈立螺〉で検索したが、未所蔵または該当しない資料のみ。
小出五郎「〈ホラガイ〉とその周辺 : 貝細工資料 (1) 貝楽器」(「ちりぼたん 9(4)」 1976.11)(未所蔵)
《MAGAZINEPLUS》
〈ホラガイ〉〈立螺〉で検索したが、当館未所蔵。
「法螺貝雑録」(「豊山教学大会紀要」 2008.3)
「石笛・龍笛・法螺貝吹奏〔神代の楽器について〕(午後の部)」(「神道と日本文化国際シンポジウム 講演録」 1995.6)
《NDL-OPAC(国立国会図書館)》
〈ホラガイ〉〈立螺〉で検索したが、関係しそうな資料は「立螺秘巻」(本間龍演著 醐山青年連合会事務局 1973)のみ。
《Google》
〈ほら貝 & 吹き方〉で検索すると、テキスト・CDを販売している所が一か所あり、複数のウェブサイトがヒットする。
《曹洞宗金龍山瑞雲寺》(http://zuiunzi.net/horagai.html 2011/08/07最終確認)
《周桑商工会小松支所》(http://www.ehime-sci.jp/tokusan/02komatu-horagai.htm 2011/08/07最終確認)
その他調査済み資料
『仏具辞典』(清水乞編 東京堂出版 1978)
『仏具大辞典』(鎌倉新書 1982)
『日本音楽大事典』(平凡社 1989)(116793126)
『邦楽百科辞典』(浅香淳編 音楽之友社 1984)
『和楽器の世界』(西川浩平著 河出書房新社 2008)
『日本楽器の源流』(国立歴史民俗博物館編 1995)
『日本楽器法』(三木稔著 音楽之友社 1996)
『実践「和楽器」入門』(音楽文化創造伝統音楽委員会監修 トーオン 2001)
『図説日本武道辞典』(笹間良彦著 柏書房 1982)
『続群書類従 23下 武家部』(塙保己一編 続群書類従完成会 1979)
『修験道入門』(五来重著 角川書店 1980)
『木葉衣』(行智〔著〕 五来重編注 平凡社 1982)
『山伏まんだら 求菩提山修験遺跡にみる』(重松敏美著 日本放送出版協会 1986)
『ことばの文化史 中世3』(網野善彦〔ほか〕編 平凡社 1989)
『はじめての修験道』(田中利典著 正木晃著 春秋社 2004)
『修験道・実践宗教の世界』(久保田展弘著 新潮社 1988)
『修験道儀礼の研究』(宮家準著 春秋社 1971)
『修験道 山伏の歴史と思想』(宮家準著 教育社 1978)
『ポプラディア 総合百科事典 10』(〔秋山仁〕〔監修〕 〔かこさとし〕〔監修〕 ポプラ社 2011)
『原色ワイド図鑑 魚・貝』(落合明監修 波部忠重監修 学習研究社 1994)
『きっずジャポニカ 小学百科大事典』(小学館国語辞典編集部編 江崎玲於奈監修 小学館 2006)
『日本の楽器 日本の音 6 理論』(高橋秀雄総監修 小峰書店 2002)
『楽器 歴史,形,奏法,構造』(ダイヤグラム・グループ編 笠原潔〔ほか〕訳 マール社 1992)
『「知」のビジュアル百科 5 楽器図鑑』(あすなろ書房 2004)
『手づくりの楽器をつくろう』(芸術教育研究所編 1978)
『母と子の民族楽器づくり』(藤原義勝著 美術出版社 1995)
『音と楽器をつくる シリーズ・子どもとつくる 4』(繁下和雄著 大月書店 1983)
『音遊び図鑑 身近な材料で楽器を作ろう』(藤原義勝著 東洋館出版社 1993)
『手づくり楽器をつくろう 身近な材料を使った 手づくりシリーズ 3』(芸術教育研究所編 黎明書房 1991)
『貝の科学 ブルーシリーズ3』(阿部襄著 アリス館 1975)
『貝がらのずかん やさしい科学』(奥谷喬司文 鮎川万絵 さ・え・ら書房 1986)
『里海であそぼう 五感をみがくあそびシリーズ 4』(奥山英治絵 こどもくらぶ編 農山漁村文化協会 2011)
『はじめての和楽器』(石川憲弘編著 岩波書店 2003)
『日本の楽器 日本の音 3 管楽器』(高橋秀雄総監修・著 小峰書店 2002)
『民族楽器をつくる』(関根秀樹著 創和出版 1989)
『音と楽器をつくる シリーズ・子どもとつくる 4』(繁下和雄著 大月書店 1983)
- 事前調査事項
- NDC
-
- 各宗 (188 9版)
- 邦楽 (768 9版)
- 参考資料
-
- 『修験道辞典』(東京堂出版 1986)
- 『修験道修行大系』(修験道修行大系編纂委員会編 国書刊行会 1994)
- 『日本伝統楽器小辞典』(郡司すみ編 エイデル研究所 2006)
- キーワード
-
- 修験道
- 法螺貝
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000097310