レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010年10月08日
- 登録日時
- 2010/10/08 15:46
- 更新日時
- 2010/11/18 12:04
- 管理番号
- 相橋-H22-076
- 質問
-
解決
昭和40年頃、家で食事の時ちゃぶ台を使わずに畳の上にお盆(150×50cm程)を置いて食べていた。(来客があるとちゃぶ台を使用していた。)それは何故か。歴史上、他にもそのような習慣があったか知りたい。
- 回答
-
詳しい解説があるものは見つからなかったがその様子に近い絵があったので、①と②の資料を提供した。
- 回答プロセス
-
自館OPACでキーワードを“食卓”、“昭和”にして検索すると次の資料が見つかった。
『ビジュアルNIPPON昭和の時代』小学館 2005(自館請求記号:R210.7)
ちゃぶ台やお盆については記載があるが、畳の上にお盆を直接置いて食事をする習慣についての記載はなかった。
子供の本で食生活などについて書かれた本のある棚も探して次の資料を見つけた。
『日本の生活道具百科1』中林啓治/画 河出書房新社 1998(自館請求記号:J38)
『図解むかしのくらし2』学習研究社 1997(自館請求記号:J38)
『日本の生活100年の記録 2』ポプラ社 2000(自館請求記号:J38)
『和のふるまい』日本文芸社 2007(自館請求記号:382.1)
上記4点の資料にも記載がなかった。
食文化に関する本のある棚を直接探して次の資料を見つけた。
『日本人の生活文化』菅原正子/著 吉川弘文館 2008(自館請求記号:382.1)
『ヨーロッパ文化と日本文化』ルイス・フロイス/著 岩波書店 1991(自館請求記号:B210.1)
上記2点の資料には記載がなかった。
p84にフロイス/著『日欧文化比較』という資料が紹介されている。自館OPACで著者名を“フロイス”にして検索すると、次の資料が見つかった。
『食卓文明論』石毛直道/著 中央公論新社 2005(自館請求記号:383.8)
p57にお盆の絵があったが、一人用で足がついたものだった。
p109に「チャブ台前史」という項目があったが、畳の上に直接置いて食事をするという内容はなかった。
『全集日本の食文化 第9巻』雄山閣出版 1997(自館請求記号:383.8)
各種膳についてはあるが、ちゃぶ台についての記載はない。
①『講座食の文化 第4巻』山口昌伴/編 味の素食の文化センター 1999(自館請求記号:383.8)
p396に平安時代末期の庶民の食事風景が記載されている。この絵が質問者が探している形に近いと思われる。
②『江戸庶民風俗図絵』三谷一馬/著 三樹書房 1999(自館請求記号:R382.1)
p96に酒宴の場面で膳を直接畳に置いている絵があった。
大きさは150×50cm程かどうかはわからないが、①と②の資料にある絵が近いと思われるので提供した。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 衣食住の習俗 (383 9版)
- 風俗史.民俗誌.民族誌 (382 9版)
- 参考資料
-
- 『ビジュアルNIPPON昭和の時代』小学館 2005 (自館請求記号:R210.7)
- 『日本の生活道具百科1』中林啓治/画 河出書房新社 1998 (自館請求記号:J38)
- 『図解むかしのくらし2』学習研究社 1997 (自館請求記号:J38)
-
『日本の生活100年の記録 2』ポプラ社 2000
(自館請求記号:J38
) -
『和のふるまい』日本文芸社 2007
(自館請求記号:382.1
) -
『和の暮らし大事典』学習研究社 2004
(自館請求記号:382.1
) - 『日本人の生活文化』菅原正子/著 吉川弘文館 2008 (自館請求記号:382.1)
-
『ヨーロッパ文化と日本文化』ルイス・フロイス/著 岩波書店 1991
(自館請求記号:B210.1
) - 『食卓文明論』石毛直道/著 中央公論新社 2005 (自館請求記号:383.8)
- 『全集日本の食文化 第9巻』雄山閣出版 1997 (自館請求記号:383.8)
- 『講座食の文化 第4巻』山口昌伴/編 味の素食の文化センター 1999 (自館請求記号:383.8)
- 『江戸庶民風俗図絵』三谷一馬/著 三樹書房 1999 (自館請求記号:R382.1)
- キーワード
-
- ちゃぶ台
- 盆
- 膳
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000072133