レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 20110712
- 登録日時
- 2013/10/12 00:30
- 更新日時
- 2014/03/14 11:35
- 管理番号
- 広県図20130013
- 質問
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解決
広島県内の温泉発見伝説で,動物に関する伝承について知りたい。
- 回答
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参考資料1には,広島県内の温泉が一覧になっており,各温泉の概説が掲載されていた。その内,佐伯郡湯来町[現広島市]の湯来(ゆき)温泉に「大同年間に,一羽の傷ついた白鷺が湯にひたっているのを見て発見された」とあった。参考資料2,3にも同様の記述があった。
参考資料4には,佐伯郡佐伯町[現廿日市市]の岩倉温泉の項に「白狐がいて,湧き出る泉に足をつけている。(略)まねてじぶんの持病の手を浸してみたら数日して治った」という伝説が掲載されていた。参考資料5にも同様の伝説が掲載されていた。
- 回答プロセス
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『全国温泉大辞典』を調査したところ,湯来温泉に動物に関する発見伝説があることが分かった。
湯来町関係の資料を調査したところ,簡単な記述が見付かった。『湯来町誌』には関係の記述が見付からなかった。
広島県の伝説関係の資料を調査し,岩倉温泉に動物に関する発見伝説があることが分かった。
佐伯町関係の資料を調査したところ,民話の採録に該当の伝説が掲載されていた。
『広島県史 民俗編』には,温泉に関する記述が見付からなかった。
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388)
- 地震学 (453)
- 参考資料
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- 1 全国温泉大事典 野口 冬人/著 旅行読売出版社 1997.12 (p.579-580 湯来温泉)
- 2 湯来 [湯来町役場産業課/編] 湯来町役場産業課 2005.03 (p.3 湯来温泉)
- 3 湯来町のあゆみ : 伝えたい風景、残したい記憶 湯来町/編 湯来町 2005 (p.5 湯来温泉)
- 4 広島県民俗資料 6 村岡 浅夫/編 ひろしま・みんぞくの会 1973.06 (p.238 岩倉温泉)
- 5 佐伯町の民話・伝説 佐伯町,佐伯町教育委員会/編 佐伯町 1968 (p.35-36 霊泉と白狐)
- 6 湯来町誌 通史編 湯来町誌編纂委員会/編 湯来町 1997
- 7 広島県史 民俗編 広島県/編 広島県 1978
- キーワード
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- 湯来温泉
- 岩倉温泉
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000138308