レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2005/10/27
- 登録日時
- 2006/03/04 02:10
- 更新日時
- 2006/03/07 11:52
- 管理番号
- 福島地域0009
- 質問
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未解決
「蔵野(クラノ)」姓のルーツと、姓の意味について知りたい。
- 回答
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相馬地方と蔵野姓の関わりについては、別記資料をご覧ください。姓の意味は判明しませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
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・『姓氏家系大辞典』(太田 亮 著 角川書店 1963)には、「蔵野 クラノ」項目のみの記載で解説文なし。
・ 『石川県姓氏歴史人物大辞典』(角川書店 1998)の「蔵野 くらの」の項目には、以下のように記されています。能登国珠洲郡南方村(珠洲市)に、村肝煎を務めた蔵野家がある。代々平助を名乗り、文政天保年間ごろに村肝煎を務めた。
この他の姓氏辞典(『富山県姓氏家系大辞典』、『姓氏家系歴史伝説大事典』『新編日本姓氏辞典』『日本の姓氏大総鑑』『ふくしまの苗字』『多姓と難読姓からみた東北人の苗字』他)も調べましたが、姓氏関連資料で記載があったのはこの2件のみでした。
・『日本歴史地名大系16 富山県の地名』(平凡社 1994)には、「蔵野町村(現 高岡市蔵野町)」という項目があります。富山県に縁があるとのことでしたので、地名も由来の参考になる可能性があります。
- NDC
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- 系譜.家史.皇室 (288)
- 参考資料
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- L288.1/S2/1 100033141 『200万人の姓のル-ツ』 (次の記載があります。「相馬藩は、土地の地味が悪く度々凶作にあって、餓死、逃亡等が相次ぎ、農業振興のため二宮尊徳の説いた「ニ宮仕方」を取り入れ、越後・山陰・北陸等の遠方から農業移民多数を受け入れた。」)
- L281.9/K1/1 100064245 『安政二年以呂波分 相馬藩士人名辞典』 (「蔵野」記載なし。)
- L219/K3/1 100475821 『鹿島町誌』 (86pに八沢村助役 蔵野次三郎。87-88pに八沢村歴代議員 明治22-28、31-34年 蔵野治衛門。88pに八沢村歴代議員 明治34-43年 蔵野多郎治。88pに八沢村歴代議員 大正10-14年 蔵野次三郎の記載あり。)
- L219/I/3 100824853 『相馬の歴史と民俗から』 (60-68pに「北陸から相馬への移民」、69-71pに「北陸移民の最初の頃の話」があるが、「蔵野」の記載はなし)
- L219/S9/1 101111698 『相馬市史 1』 (484-492p「近世篇 移民の招致」のうち、485pに「主力は北陸地方の浄土真宗関係の農民であった。藩の調査によれば、弘化二年(1845)二宮仕法実施までの来住移民の総数は1800戸とあり」との記述あり。ただし、「蔵野」の記載はなし。897-919pに、相馬人の活動と二宮仕法および、産業の発展に伴う相馬人の拡散の節あり。江戸末期より北海道開拓の記述はあったが、「蔵野」はなし。、)
- キーワード
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- クラノセイ
- 蔵野姓
- イミ
- 意味
- 照会先
- 寄与者
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- 相馬図書館、福島県立図書館
- 備考
- 利用者は、富山→相馬→北海道といったルートで移民していったのとのこと。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 図書館
- 登録番号
- 1000027607