レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/3/21
- 登録日時
- 2023/08/30 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-001068
- 質問
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解決
【加賀温泉郷の太鼓について】 加賀温泉郷でかつて行われていた太鼓の演奏に関する文献が見たい。
- 回答
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質問者からの情報提供によると、太鼓は能楽の小鼓のようなものではなく、大柄なもので、成人男性が叩いていたが、現在ではほとんど行われていないとのこと。
国立国会図書館サーチで見つかった以下の文献を提供した。
『石川県の太鼓文化』(109132587)p.23「加賀の温泉太鼓」、p.29「地域で見せる民俗芸能としての太鼓-七尾や加賀の温泉太鼓」
『日本生活歳時記』(129243046)p.261「虫送り太鼓」に「加賀温泉郷名物の曲打太鼓(粟津温泉のおしょベ太鼓、片山津温泉の源平太鼓、山代温泉の女太鼓など)」と記載されている。
『石川県大百科事典』(109120773)p.161「片山津温泉」に「名物源平太鼓は、もともとこの地方の虫送り太鼓で、早打ち・曲打ちの妙技に人気がある」と記載されている。
『石川近代文学事典』(118522456)p.225-226「加賀温泉郷の秘話発掘」に「加賀温泉郷の四温泉とも名物太鼓をもっていて、粟津のいでゆ太鼓は男衆ばかりだが、山代の湯の華太鼓は、芸者住人が歌いつ舞いつ演じる華やかさを売り物にしている。山中の湯の町太鼓、片山津の源平太鼓は、いずれも若衆の演ずる豪快なものであるという」と記載されている。
キーワード「いで湯太鼓」「湯の華太鼓」「湯の町太鼓」で見つかった以下の文献を提供した。
『能登と北陸』(118406733)p.56-59「加賀の温泉郷」
『日本祭礼地図 2 夏季編』(113053800)p.142「いでゆ祭」
『わくら物語』(11802516)p.194「いでゆ太鼓」(ただし和倉温泉)
『年中行事と郷土芸能』(129798696)p.179「いでゆ太鼓ほか」、「山中温泉は「獅子太鼓」、粟津温泉は「おつしょべ太鼓」、山代温泉は「湯の華太鼓」、片山津温泉は「源平太鼓」」と記載されている。
『図説日本文化地理大系 11 中部』(129215918)p.140-141「いでゆ太鼓」
国立国会図書館デジタルコレクションで「いで湯太鼓」「湯の華太鼓」「湯の町太鼓」等と検索するとさらに文献が見つかることを紹介した。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000337700