レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/02/02
- 登録日時
- 2022/03/11 00:30
- 更新日時
- 2022/03/11 00:30
- 管理番号
- 200870
- 質問
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解決
ハッサクが12月に収穫した実より、1月中旬に収穫した実の方が苦くなったが、なせか。
- 回答
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寒害を受けたものは、中の果肉がスカスカになるス上がりが発生し、果実の苦味を示すナリンギン含量も高くなり、果実に苦味が発生する。
1月に入っての低温、積雪による寒害が苦味が強くなったことに関係していると考えられる。
柑橘は総じて寒さに弱く、種類や品種により耐寒気温が異なる。
ハッサクは冬季の最低気温が-4℃以下に下がらないところが好ましい。収穫は少なくとも1~2月まで樹上におき、完熟させてから収穫するのが望ましいが、関東以北では冬季の低温による寒害を事前に回避するため年内(12月)に収穫し貯蔵しておく。樹上におく場合は鉢植えで室内に取り込むか、防寒対策を施す。
- 回答プロセス
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「ハッサク」で検索すると、柑橘を使ったレシピに関する資料がヒットした。「柑橘」で検索すると、果樹の育て方、柑橘類の種類や特性についての資料がヒットした。
その他625の分類の書架で柑橘関係の資料を調べた。
収穫時期や栽培地の気温が関係する記述があり、『果樹園芸大百科1』には気候が異なる栽培地での成分比等詳細な統計があり、寒害と苦味が関係する記載があった。
調べる過程で「ナリンギン」という成分名が出てきたので、それについても調べた。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 果樹園芸大百科 1
- 家庭でできるおいしい柑橘づくり12か月
- 食べ物栄養事典
- キーワード
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- はっさく
- 寒害
- 収穫
- 八朔
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 未就学児
- 登録番号
- 1000313347