レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2024/1/16
- 登録日時
- 2024/03/30 00:43
- 更新日時
- 2024/03/30 00:43
- 管理番号
- M24012411541841
- 質問
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熱すると伸びる鉱物があると聞いた。児童書で、詳しく載っているものはないか。
- 回答
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①『よくわかる岩石・鉱物図鑑』の「不思議な鉱物たち」の項には、「熱すると伸びる鉱物」として、蛭石(ひるいし)という「花崗岩が風化してできた真砂土の中に、褐色~金色をした、六角形の板状~柱状の結晶」が紹介されている。「ピンセットでつまんで炎などで熱すると、にゅーっと伸びて、10倍以上の長さになります。」と書かれており、長く伸びるしくみや伸びた後の性質などについて、蛭石の写真とともに記載されている。
②『鉱物』の「ヒル石のふしぎ」の項には、「虫めがねを使い、太陽光を集めて熱すると、雲母がふくらんでヒルのようにのびます。これは、雲母のへき開する性質とも関係があります。」と書かれており、ヒル石が伸びる様子を示す写真も掲載されている。
③『世界一楽しい遊べる鉱物図鑑』の「状態変化を見る!ニョロニョロのび~る実験」の項には、「蛭石は加熱すると、蛇花火のようにびよ~んとのびます。」と書かれており、蛭石の伸びる様子が観察できる実験方法やその結果に加え、伸びる理由も記載されている。
④『鉱物・宝石のひみつ』の「めずらしい性質をもつ鉱物」の項には、「蛭石(加水黒雲母)」は「とてもやわらかく、加熱すると膨張して生きもののヒルのように伸びます。」と書かれている。
⑤『鉱物キャラクター図鑑』の「加水黒雲母くん」の項には、「火であぶると、水蒸気が結晶の層を押し広げ、おいらのからだは伸びてしまう。その姿が、沼などにすむヒルが動く様子に似ているため、『蛭石』とも呼ばれるんだ。1度伸びると、冷やしても元には戻らないよ。」と書かれている。また、膨らんだ後の性質や用途も記載されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 岩石学 (458 9版)
- 参考資料
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①『よくわかる岩石・鉱物図鑑』 実業之日本社,2011,127p. 参照はp.72-73.
②塚本治弘『鉱物』 あかね書房,1983,53p. 参照はp.53.
③さとうかよこ『世界一楽しい遊べる鉱物図鑑』 東京書店,2016,111p. 参照はp.64.
④『鉱物・宝石のひみつ』 岩崎書店,2017,63p. 参照はp.22.
⑤いとうみつる『鉱物キャラクター図鑑』 日本図書センター,2017,79p. 参照はp.74.
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①『よくわかる岩石・鉱物図鑑』 実業之日本社,2011,127p. 参照はp.72-73.
- キーワード
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- 鉱物
- 蛭石
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2024012411522841841
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000348296