レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2015年12月29日
- 登録日時
- 2015/12/29 12:43
- 更新日時
- 2015/12/31 11:34
- 管理番号
- いわき総合-地域385
- 質問
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旧草野村の大字・小字(220)の地名の由来、当時の地勢等について調べています。調査に関する資料等について教えてください。
- 回答
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1.地名の由来について
大字は7、小字は182(『いわき市町名及び字名一覧』 いわき市∥編 [1975]による)
大字 小字
泉崎 32
下神谷 60
原高野 8
馬目 18
絹谷 25
北神谷 24
水品 15
・『いわき市史 第1巻』P916~917 小字名一覧の草野村以前の各村の小字名とそのヨミが付されているのみ。
・『ふるさといわき抄』(高木稲水∥著)のP111~203 「国語としての地名」「土地の形態による地名」「職人地名」「交通地名」「開墾地名」「歴史民俗による地名」「信仰地名」「その他の地名」と分けていわきの地名(すべてではない)について論究している。草野村の地名の由来に関して、調査報告書は出版されていない。
・『福島県関係地誌文献目録 明治期~2006年』(五十嵐勇作∥編集・発行 2006)P593に、中平龍二郎、「日本の地名―イワキ地名」、地図の友第29巻第5号、P14-5(1987)と山口恵一郎、「イワキ地名―日本の地名⑪―」地図の友、第29巻第5号、P14-15
・『山口弥一郎選集 第3巻』P169~192 第九 磐城国石城地方の地名考 Ⅱ 明治22年~昭和29年までの地勢等について
・『草野村勢要覧 昭和27年版』に「明治22年4月に市町村制が実施され、本村は、泉崎、下神谷、原高野、馬目、絹谷、北神谷、水品の7大字を以て草野村と称した。」とある。昭和29(1954)年10月1日に平市に編入された。所蔵する唯一の村勢要覧であるが、この2年後には平市に編入されるため、草野村の明治22年から昭和29年までの地勢等について記されている。
・『福島県市町村勢要覧 昭和28年』のP660 草野村
・『石城郡町村史』P96~100 第八章第二節 草野村 旧磐城郡町村史要
・『福島県石城郡誌』(石城郡役所∥編・発行 大正11年(1921))の巻末に、「石城郡誌付録 福島県石城郡勢一班」があり、大正9年に実施した第1回国勢調査による世帯数と人員数が確認できる。
- 回答プロセス
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1.旧草野村について、歴史を調べる。
2.草野村⇒磐城郡・石城郡⇒福島県 と対象を広げて検索
3.『地域学の小径』(山名隆弘∥著)P47「地名を調べ、地名に学ぶ」より、参考文献情報を入手。
4.『福島県関係地誌文献目録』の「28.その他(1)地名」に紹介された文献を参照。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291)
- 参考資料
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いわき市史編さん委員会 編 , いわき市. いわき市史 第1巻 (原始・古代・中世). いわき市, 1986.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001849359-00 - 草野村勢要覧 昭和27年版、1952、 (請求記号:K318.2/ク)
- いわき市町名及び字名一覧 いわき市∥編[1975] (請求記号:K291/イ)
- 地名の変化にみる、いわきの近代化 (請求記号:K291/チ)
- ふるさといわき抄 高木稲水∥著 いわき春秋社(1978) (請求記号:K291/タ)
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福島県市町村勢要覧 昭和28年」福島県総務部統計課∥編
福島県市町村勢要覧刊行会 1953 K317/フ (請求記号:K317/フ) - 石城郡町村史 諸根樟一∥著 歴史図書社 1977 (請求記号:K210.1-1/モ)
- 石城郡誌 石城郡役所∥編 歴史図書社 1979 (請求記号:K210.1-1/イ)
- 福島県石城郡誌 石城郡役所∥編・発行 大正11年(1921) (請求記号:K291/0/フ)
- 地籍図による相双地方の条理型地割の検出 鈴木貞夫∥著 福島県史学会 1983 (請求記号:291/ス)
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山口 弥一郎/著 , 山口‖弥一郎. 山口弥一郎選集 : 日本の固有生活を求めて 第3巻. 世界文庫, 1972.
http://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I000043207-00 (請求記号:382.1/ヤ)
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いわき市史編さん委員会 編 , いわき市. いわき市史 第1巻 (原始・古代・中世). いわき市, 1986.
- キーワード
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- 草野村
- 地名
- 地勢
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 地名
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000186700