レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年9月1日
- 登録日時
- 2023/03/07 11:29
- 更新日時
- 2023/03/11 09:14
- 管理番号
- 中央-1-0021631
- 質問
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解決
昭和15年頃の地図で、浦和駅西口から中山道までの建物や店の名称が分かるような地図はあるか。
- 回答
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探している時期と若干異なるが、下記資料を紹介した。
・『埼玉師範付属小学校 大正時代の児童と浦和の町なみ』高師康/編 さきたま出版会 1979年
・『うらわ文化(特集)発会50周年記念号 第15号』浦和郷土文化会 2007年
- 回答プロセス
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●地域の地図資料を探す。
×『地図で見るさいたま市の変遷-明治・大正・昭和・平成の4代120余年の歴史が読める-』 日本地図センター 2003年
×『古地図を楽しむ』埼玉県立文書館/編 埼玉新聞社 2008年
×『浦和古地図集[複製]-浦和市壱部町名地番改正図(昭和12年)、浦和市全図(昭和26年)』浦和市役所発行-3
高砂1丁目の昭和12年の地図。番地や区分けははっきりとわかるが、建物の名前までは分からない。
×『〔埼玉県火災保険特殊地図(戦前)〕』都市整図社 [2009]
以下2点に高砂1丁目が載っている。どちらも番地や区分けは分かるが、建物の名前はない。学校や神社のみ名称の記載がある。
「浦和市 no.1 32 昭和13年(縮尺1:3,000)」
「浦和市 no.3 34 昭和13年(縮尺1:3,000)」
●浦和駅関連の資料を探す。
×『さいたま市史 鉄道編』さいたま市 2017年
p17に「昭和初期の大宮駅周辺略図(1934年頃)」はあるが、浦和駅はなし。
×『浦和案内 第2版』浦和発展同盟会 1912年
×『浦和駅開業100年記念 ふるさとと共に歩んだ1世紀』和市・浦和駅開業100年記念祝賀委員会 1983年
×『浦和駅のあゆみ』東日本旅客鉄道株式会社大宮支社事業部 2015年
×『浦和 No44』「浦和」編集室 1972年
p20-22「中仙道線「浦和駅」」
地図はなし。
×『浦和 No81』「浦和」編集室 1976年
p14-15「浦和の素顔「浦和駅」」
地図はなし。
●駅周辺の学校の記念誌を探す。
×『おおいちょう-高砂小学校開校130周年記念誌-』浦和市立高砂小学校 2001年
×『開校115年記念誌』浦和市立高砂小学校 1981年
×『高砂小学校開校120周年記念誌』浦和市立高砂小学校 1991年
×『開校百年記念誌』浦和市立高砂小学校開校百年記念事業実行委員会 1972年
△『埼玉師範付属小学校 大正時代の児童と浦和の町なみ』高師康/編 さきたま出版会 1979年
大正頃の聞き書きが主な内容。
p61「停車場通りと表門通り」に、駅から中山道にかけての店の名前などが書かれている。(時期は大正頃)
●埼玉県立図書館ホームページ「埼玉関係データベース」を検索
https://www.lib.pref.saitama.jp/local/opac/search-detail.do?lang=jal
(最終アクセス確認日:2023年3月8日)
「浦和」「昭和」「地図」で検索 → ヒットせず。
「浦和」「大正」「地図」で検索 → 『うらわ文化』の付録地図がヒット。資料にあたってみる。
△『うらわ文化(特集) 第3号 (3)』浦和市郷土文化会/編 1982年
付録に、大正10年(1921年)頃の浦和駅周辺の地図あり。浦和駅から中山道、表門通(現県庁通)まで。店名あり。
探している昭和15年(1940年)より19年前で時期はずれるが、中山道までの建物が詳しく載っている。
『うらわ文化』の他の号も確認したが、この号の地図が一番詳しい。
△『うらわ文化(特集)発会50周年記念号 第15号』浦和郷土文化会 2007年
p7-13「(二)停車場通り」
各店舗について詳しい説明あり。巻末には地図「大正10年頃の浦和駅周辺」あり。
※内容は上記の『うらわ文化(特集) 第3号 (3)』と同じだが、出版が新しいため活字が読みやすい。
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本 (291 10版)
- 関東地方 (213 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 浦和駅
- 中山道
- 浦和市
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000329893