レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/11/28
- 登録日時
- 2023/01/02 00:30
- 更新日時
- 2023/01/14 10:32
- 管理番号
- 秋田-2851
- 質問
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解決
秋田蕗摺の作家、佐用健蔵について書かれている資料はあるか。
- 回答
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以下の資料を案内。
①『第5回内国勧業博覧会出品目録 第6部第4 染織工業』(第5回内国勧業博覧会事務局/編、金港堂、1903、17/92/)資料番号:112183603
②『あきたの工芸 秋田の宝・おらほの宝-地域の文化遺産発見-事業 お宝発見ハンドブック〜工芸技術編〜』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、2007、A750/157/)資料番号:129160339
③『秋田の民芸』(秋田魁新報社/編、秋田魁新報社、1983、750.2/アア/郷)資料番号:111332805
④『秋田の今と昔』(井上 隆明/著、東洋書院、1994、214.5/イア/郷)資料番号:124136318
- 回答プロセス
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1.県史、市史を確認
→秋田蕗摺の項に「佐用」の記載なし
2.内国勧業博覧会出品目録を確認。
①『第5回内国勧業博覧会出品目録 第6部第4 染織工業』(第5回内国勧業博覧会事務局/編、金港堂、1903、17/92/)資料番号:112183603
→P97 「染物蕗摺風呂敷 秋田市室町三 佐用健藏」と記載あり(出品目録上は3点出品)
3.インターネット検索(キーワード:蕗摺風呂敷 "佐用")
②『あきたの工芸 秋田の宝・おらほの宝-地域の文化遺産発見-事業 お宝発見ハンドブック〜工芸技術編〜』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、2007、A750/157/)資料番号:129160339
→P114 「秋田蕗摺」の項に「文久年間に秋田市寺町の西善寺の僧が、阿仁から移住してきた初代宮腰精次郎や平塚家、佐用家に伝えたといわれる」「平塚、佐用の両家のその後のことについては不明である」と記載あり。
4.郷土資料分類750の書架をブラウジング
③『秋田の民芸』(秋田魁新報社/編、秋田魁新報社、1983、750.2/アア/郷)資料番号:111332805
→P139 「秋田蕗摺り」の項に「文久年間(1861~64)に、秋田市寺町、西善寺の僧が、北秋阿仁から転住してきた宮腰家の初代精次郎や、平塚、佐用両家の人たちに伝えたものであるというが、平塚、佐用家については詳細不明である」と記載あり。
5.秋田県立図書館デジタルアーカイブ検索(キーワード:秋田蕗摺)
→秋田魁新報1982年10月23日夕刊6面「秋田の技58 色あせない緑に特色 染色織物」※③と同じ記載あり
6.国立国会図書館デジタルコレクション検索(キーワード:秋田蕗摺)
→該当せず。
7.旧町名ごとの歴史の記載がある資料を確認。
④『秋田の今と昔』(井上 隆明/著、東洋書院、1994、214.5/イア/郷)資料番号:124136318
→P269 「室町」の項に「明治八年、四十間堀の宮腰につづいて、フキ刷りを始めた佐用健蔵も、室町のひと」と記載あり。
記載がなかった資料は以下のとおり。
×『秋田県史 民俗・工芸編』(秋田県/編、秋田県、1978、 210/アア/8郷)資料番号: 111327409
×『秋田市史 第15巻 美術・工芸編』(秋田市/編集、秋田市、2000、214.5/アア/15郷)資料番号:124247305
×『あきた 8号〜19号』(秋田県広報協会/編、秋田県広報協会、1963、A051/48/1963)資料番号:110709375
→通巻9号(1963.2)P37「特産名産 フキずり 門外不出の秘法」
×『あきた 236号〜247号』(秋田県広報協会/編、秋田県広報協会、1982、A051/48/1982)資料番号:110709185
→通巻237号(1982.2)P19「手工探訪31 フキ刷り」
×『郷土文化読本 第3集』(秋田県教育委員会/編、秋田県教育委員会、1974、709/アキ/3郷)資料番号:111340196
- 事前調査事項
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秋田蕗摺の風呂敷に「第5回内国勧業博覧会褒状」「佐用健蔵」の印があったものを見たことがある。
- NDC
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- 芸術 (7)
- 参考資料
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- 第5回内国勧業博覧会出品目録第6部第4第5回内国勧業博覧会事務局/編金港堂
- あきたの工芸秋田県教育委員会/編秋田県教育委員会
- 秋田の民芸秋田魁新報社/編秋田魁新報社
- キーワード
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- 蕗摺(フキズリ)
- 佐用健蔵(サヨウケンゾウ)
- 民芸(ミンゲイ)
- 工芸(コウゲイ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000326603