レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年09月20日
- 登録日時
- 2023/12/28 13:24
- 更新日時
- 2023/12/28 13:24
- 管理番号
- 福郷-210
- 質問
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解決
北九州市八幡西区の熊西緑道に『故ニコルソン中尉に捧ぐ』という彫刻がある。
この彫刻は何を表現したものか知りたい。
- 回答
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◆参考資料1「彫刻の街 故ニコルソン中尉に捧ぐ」(『ひろば北九州』1992年4月号 通巻83 p.11)
「昭和二十二年十一月十二日、米空軍ロドニー・ニコルソン中尉の乗機に故障が発生した。住宅地に墜落して惨事になるのを避けるため、中尉は機外に脱出できたのに最後まで操縦桿を離さず、三菱化成の空き地に墜落して死亡した。」とある。
彫刻の写真があり、制作者や制作に至った経緯などが記されている。
◆参考資料2「特集 平和とアートの根源を探る」(『あげな・どげな2』2023年春 復刊第1号 通巻21号 p.1-10)
制作者である母里聖徳(ぼりきよのり)氏を含む3名のアーティストの鼎談が掲載されており、p.2に「『ニコルソン中尉に捧ぐ』というタイトルのついた作品。地球の重さで押しつぶされる様を四つの鉄塊で表現した」とある。彫刻の写真も掲載されている。
◇参考URL1「北九州市立熊西市民センター>周辺の名所・旧蹟THE NOTED PLACES」
(https://www.ktqc01.net/nisi/knsf/chiiki.html 最終確認2023.9.5)
「ニコルソン中尉の慰霊碑」の項があり、米空軍機の墜落の状況について「当時、熊西小学校は授業中で、校舎の屋根をかすめて一部が壊れたそうです。」とある。
- 回答プロセス
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自館端末にて「ニコルソン中尉」でキーワード検索
>参考資料1~2がヒット
GoogleBooks及び国会図書館デジタルコレクションにて「ニコルソン中尉」で検索
>参考資料3がヒット
Googleにて「ニコルソン中尉」「熊西」で検索
>参考URL1がヒット
福岡県立図書館HP>ふくおか資料室>資料リスト>住宅地図リストより、八幡西区の最も古い住宅地図を探す
>墜落当時の住宅地図は所蔵はなかった。同地域の最も古い地図は次のものであった。
『八幡市住宅形成詳細地図 1958』(住宅形成詳細地図刊行会[2006])
なお、墜落日当日(1947年11月12日)から一週間後までの新聞記事を探したが、関連記事は確認できなかった。
福岡におけるGHQによる新聞の検閲が終了したのは1948年10月である。
>「国立国会図書館レファレンス協同データベース>(米軍)民間検閲局が廃止された年月日を知りたい。特に福岡にあったものが廃止された日がわかるとよい。」
(https://crd.ndl.go.jp/reference/modules/d3ndlcrdentry/index.php?page=ref_view&id=1000170498 最終確認2023年9月5日)
- 事前調査事項
- NDC
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- 金属彫刻.鋳造 (715 10版)
- 参考資料
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- 1 ひろば北九州 1992年4号 15 (p.11)
- 2 あげな・どげな2 2023年春 復刊第1号 通巻21号 (p.1-10)
- キーワード
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- 熊西緑道 八幡西区 北九州市 ニコルソン中尉 熊西小学校 慰霊碑 彫刻
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000344145