レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年04月05日
- 登録日時
- 2022/05/04 11:07
- 更新日時
- 2022/07/19 14:50
- 管理番号
- 武蔵浦和-1-00154
- 質問
-
解決
メーカー「テスコ」による、世界初のスピーカーつきエレキギターの型番が知りたい。
- 回答
-
『モノ誕生「いまの生活」』を提供した。
- 回答プロセス
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・図書館業務システムで検索 “エレキギター”
×763.55『日本のエレキ50周年記念号』エス・アンド・エイチ 2011
ギター本体に関する情報はない
×763.55『ギターマガジン30周年記念ブック』リットーミュージック 2011
・国会図書館リサーチ・ナビで検索
“エレキギター”
→神奈川県学校図書館員研究会のレファ協事例がヒット。登録番号:2000020563
「エレキギターのカタログ本/エレキギター各種(特にSGというタイプ)の写真が
載っている本。美術の作品製作の参考に探している。」
763.55『レスポール大名鑑 写真でたどるギブソン・ギター開発全史 1915-1963』
ロブ・ローレンス/著 小川公貴/訳 ロッキン・エノッキー/監修 ブルース・インターアクションズ 2011
市内なし 県内は戸田市のみ所蔵。
763.55『レスポール大名鑑 写真でたどるギブソン・ギター開発全史 後編 1968〜2009』
ロブ・ローレンス/著 小川公貴/訳 ロッキン・エノッキー/監修 Pヴァイン・ブックス 2011
市内なし 県内は戸田市のみ所蔵。
上の2冊は、米国ギターの歴史について書かれた本のようなので、
他に本が見つからなかったら、相互貸借してみる。⇒結局取り寄せず。
“テスコ&ギター”で検索
『電子楽器と電気楽器のすべて』誠文堂新光社 1966 がヒットする
(国会送信で閲覧可)
p.118 テスコ電子オルガン テスコードA
p.119 テスコ電子オルガン テスコードC
p.120 テスコ電子オルガン ET―104ガーネット
というのがあり、電子オルガンならヒットする。
『電子楽器と電気楽器(無線と実験10月号臨時増刊)』誠文堂新光社 1962
(国会送信で閲覧可)
p.85 テスコWT―1型,簡単で最大の効果をねらった電子オルガン 松下晴夫
ならヒットした。
・ジャパンナレッジで検索
“テスコ” → 73件ヒット
イギリスのスーパーマーケットの名前という説明しか出てこない。
“エレキギター” → 81件ヒット
電気ギターも含まれていたので、見てみたが、テスコの記述はない。
・google検索
“テスコ&エレキギター”
→ 多数ホームページが出てきた。
「Teisco」と表記するようで、「テスコWGシリーズ」というものなどがあるようだ。
参考までにウィキペディアでも「テスコ(楽器メーカー)」という項目あり。
日本に1948年から1985年頃まで存在した楽器ブランド、および、
その保有企業(テスコ株式会社)である。主力製品はギターで、その他に、
シンセサイザー、アンプなどを作った。
1988年頃、電子ピアノに力を入れる河合楽器製作所の戦略によって
静岡県森町にあるメルヘン楽器(メルヘンピアノ)と統合され
河合楽器の電子ピアノの生産のみを行うようになり、
テスコ(TEISCO)ブランドは消滅した。
とあり。
『テスコ・カタログ』というものをテスコ株式会社が出していたが、国会サーチではヒットせず。
河合楽器のニュースリリース(平成11年10月12日)のページあり
http://www2.kawai.co.jp/press/release19991012-2.html(2022.5.4最終確認)
下に出てくる日経新聞の記事の詳しいもの。
“テスコ&エレキギター&teisco”
「J-Guitar」というホームページの「Teisco(テスコ)」検索結果の画面がヒット。
https://www.j-guitar.com/products/list.php?brand=1241(2022.5.4最終確認)
Teisco(テスコ):1961年から1985年頃の日本の楽器ブランド。
1960年代のエレキギターブームで国内販売を伸ばすが、
ブームがさると経営危機に陥り、1988年頃、
河合楽器によりメルヘン楽器と統合された。
当時大量に輸出されたエレクトリックギターは90年代のビザールギターブームへと
つながる。
現在のTeiscoは復刻版のエレキギターやエフェクター(ファズ,ブースター,ディレイ)等を製造。
一覧では、1950年代の初期テスコで「EP-23」の写真あり。最初かは不明。
質問者の絵に似ているものは判別つかず。実際に質問者に見てもらうか。
・当時の新聞や宣伝広告に載っていないか、新聞のデータベース検索
日経テレコン21
“テスコ&エレキギター” →2件ヒット
(1)河合楽器、60年代のギター復刻-3000代限定発売
1999.10.13 日経新聞朝刊 14ページ
「May Queen(メイ・クイーン)」の写真と、「K-4L」、「MQ-56」、
「K-56」の名前が載っている。
しかし、これらが世界初かどうかは不明。
・市内で何か参考になる本は無いか業務システムで検索
“エレキギター”主題検索
763.55『総合エレキ・ギター教本』自由現代社 2000
“エレキギター”、“アンプ内蔵”、“TEISCO”でweb検索したところ
「かつてギターマガジンで1度だけ見たことのあるギターだった
世界初のアンプ内蔵ギター…(中略)… TEISCO TRG-1 」
という記事を発見。
×763.55『ギター・マガジン30周年記念ブック』リットーミュージック 2011
×763.55『ギター・アンプの真実』アキマツネオ/著 リットーミュージック 2019
TEISCOのカタログなどはないだろうか…
・テスコ株式会社や河合楽器に関する資料(社史等)があるか調べる
国会デジタル
“テスコ株式会社” →38件ヒットするが、関係ないものばかり。
“河合楽器” →2585件ヒット
“河合楽器&エレキ&1948.1.1~1985.12.31” →6件ヒット。全部送信限定
『帝国銀行・会社要録』第48版2、第49版、第50版、第51版
『全国工場通覧』昭和45年版
『全日本出版物総目録』昭和43年版
・ギターの専門誌を調べる
Googleで“ギター&雑誌”
→「ギターマガジン」のホームページがヒット。
https://guitarmagazine.jp/(2022.5.4最終確認)
ここのホームページ内検索“テスコ” → 質問に合うものはヒットせず。
・雑誌記事データベース「Web OYA-bunko」で検索
“テスコ” → 187件ヒット。スーパー名でしか出てこない。
“teisco” → 0件
・googleブックスで検索
“テスコ&ギター”
→ 505『大人の科学マガジン vol.26』 学研教育出版 2009 市内所蔵なし、県内なし。
p.23に「世界初の“アンプ内蔵”ギター」として写真と型番付きで、
少しコラムがついて載っている。
「テスコ TRG-1」というのが、1960年代に発売された世界初の
“アンプ 内蔵”ギターとのこと。
△365.02『モノ誕生「いまの生活」』水牛くらぶ/編集 晶文社 1990
p198~「41 エレキ・ギター」の項あり。
いろいろ型番が出てくる。
共和商会というところのカタログの写真が載っているが、
種類や型番はわからず。
(回答後、用意できた本に載っていた。)
◎763.55『日本のヴィンテージ・ギター』日本ヴィンテージ・ギター倶楽部/著 グラフィック社 2016
p.36~41 TEISCO テスコ
「1964年には日本初のアンプ&スピーカーを内蔵したギターである
TRG-1と『エレキの若大将』の中で登場するTG-64が発売された」と記載あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 楽器.器楽 (763 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- エレキギター
- テスコ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000315905