レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2018年12月22日
- 登録日時
- 2019/03/15 11:05
- 更新日時
- 2019/06/07 16:17
- 管理番号
- 埼熊-2018-106
- 質問
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未解決
岩倉使節団がスティーヴンソン兄弟から献呈された資料について知りたい。
- 回答
-
献呈された事実およびその資料について記述のある資料は確認できなかった。
- 回答プロセス
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1 事前調査事項の資料「ブラントンの手記」について調べる。
(1)《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)で〈ブラントン & 手記〉で検索する。
《土木学会学術論文等公開ページ》(http://www.jsce.or.jp/ 土木学会)
「R.H.ブラントンの活躍の概況-滞在年表-」(『土木史研究』第11号 1991.6)(http://library.jsce.or.jp/jsce/open/00044/1991/11-0383.pdf)
おもな参考文献に、徳力真太郎『お雇い外人の見た近代日本』」とあり。
(2)上記の参考資料を確認する。
『お雇い外人の見た近代日本』(徳力真太郎訳 講談社学術文庫)
p141-145「イギリス訪問の日本人使節団」
献本についての記述なし。
2 自館目録を〈岩倉使節団〉で検索する。
『欧米から見た岩倉使節団』(イアン・ニッシュ編 ミネルヴァ書房 2002)
p88「一〇月一六日、(中略)ディヴィドとトーマス・スティブンソン兄弟の商会が設計したベルロック燈台を見に行った。この訪問には「日本の燈台の父」といわれ、スティーブンソン兄弟商会で訓練を受けたR・H・ブラントンが随行した」とあるが、献本の記述なし。
3 岩倉使節団の報告書である「米欧回覧実記」を確認する。
『特命全権大使米欧回覧実記 現代語訳 第2巻(イギリス編)』(久米邦武編著 慶応義塾大学出版会 2005)
スティーブンソンからの献本についての記述なし。
4 《Google ブックス》(http://books.google.co.jp/ Google)を〈岩倉使節団 & ベルロック灯台〉で検索する。
『幕末維新使節団のイギリス往還記』(ヴィクトリアン・インパクト著 柏書房 2008)
p201「十月十六日朝八時半に、一行は(中略)グラントンへ向かった。(中略)ベル・ロック灯台を見学するスケジュールが組まれていたのである。(中略)ヒーリーの調査によると、この日使節団に同行した要人たちのなかには、(中略)デイヴィッドとトマス・スティーヴンソン兄弟(中略)が含まれていた」とあるが、献本の記述なし。
5 《Google》(http://www.google.co.jp/ Google)を検索する。
(1)〈Thomas Stevenson & 岩倉使節〉で検索する。
《J-STAGE》(https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja/ 科学技術振興機構)
岩崎宏著「燈台技師スチブンソン家の人々- 土木技術者トマス・スティーヴンスン-」(https://www.jstage.jst.go.jp/article/journalhs1990/10/0/10_0_151/_pdf/-char/ja)
スティーブンソン兄弟の来歴、著作について触れているが、献本の記載なし。
(2)〈Stevenson & 岩倉使節〉で検索する。
《米欧亜回覧の会》(http://www.iwakura-mission.gr.jp/ Iwakura Mission Society)
「岩倉使節団人物 列伝・欧米回覧中に逢った外国人編」(http://www.iwakura-mission.gr.jp/tokubetu-kikou/kikou/gaikokujin.pdf)
「14 ブラントン(Richard Henry Brunton)1841-1901 技術者・灯台建築方首長」
「英政府から技師スティーブンソン兄弟を介し、明治政府に派遣する灯台技師として採用され、(中略)お雇い外国人の第一号として来日する。帰国後の晩年『ある国家の目覚め―日本の国際加入についての叙述とその国民性についての個人的体験記』を纏めて(後略)」とあるが、献本についての記載なし。
6 伊藤博文の伝記を調べる。
『伊藤博文 近代日本を創った男』(伊藤之雄著 講談社 2009)
p105-106 伊藤博文が岩倉使節団で旅行している間に購入した洋書についての記述あり。
7 《国立公文書館デジタルアーカイブ》(https://www.digital.archives.go.jp/ 国立公文書館)を下記キーワードで検索する。
(1)〈Thomas Stevenson〉で検索する。
8件該当したが、いずれも内閣文庫所蔵の資料である。書誌事項等には献本に関する記載なし。
(2)〈Stevenson & 内閣文庫〉で検索する。
23件該当し、スティーブンソン兄弟、David、Alan、Thomasの資料は20冊あるが、書誌事項等に献本に関する記載なし。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2018年12月22日。
- 事前調査事項
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『R.H.ブラントン 日本の灯台と横浜のまちづくりの父』(横浜開港資料館編 横浜開港資料普及協会 1991)
p71「その行状はブラントンの手記第28章「イギリス訪問の日本人使節団」が詳しい」とあり。
- NDC
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- 日本史 (210 9版)
- 参考資料
- キーワード
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- 伊藤博文(イトウ ヒロブミ)
- 岩倉使節団
- Brunton Richard(ブラントン リチャード)
- スティーヴンソン兄弟
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000253058