レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2004/06/24
- 登録日時
- 2005/06/22 02:10
- 更新日時
- 2013/11/09 11:45
- 管理番号
- 16-08
- 質問
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解決
松山地方の菓子「りんまん」の由来について知りたい。
- 回答
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【資料1】によると天和2・3年に「りんもち」という菓子が茶会に出されたという記述あり。しかし、これが「りんまん」と同じものかどうかはわからないとある。
【資料5】p171~172に「。りんまんの名称の由来については、江戸時代の中ころ、中国または李氏朝鮮の『林(りん)』という人が広めたといわれ、『林さんのまんじゅう』からきていると伝承されていますが、歴史的事実なのかどうかはよくわかりません」とある。
- 回答プロセス
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【資料2】は記述なし。
【資料3】は口絵の写真のみ。業務用検索端末で「りんまん」「秋田忠俊」で検索するが、「りんまん」を扱った記事はなし。
【資料4】は質問者が事前に調査した「朝鮮人のりんさんが広めた」という記述のみ。
業務用検索端末で「菓子」をキーワードに雑誌記事を検索、【資料1】がヒット。
郷土資料「料理」「民俗」の棚をあたって【資料5】を発見。
- 事前調査事項
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『週刊朝日百科 世界のたべもの 日本編』(朝日新聞社 1982年)で朝鮮の林さんという人物が江戸中期頃にもたらしたという記述(秋田忠俊氏による)は確認済み。
- NDC
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- 食品.料理 (596 9版)
- 参考資料
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- 【資料1】柳原多美雄「松山地方の菓子に就いて」『伊予史談』93号(伊予史談会 1938年4月)
- 【資料2】『愛媛県百科大事典』(愛媛県 1985年)
- 【資料3】『愛媛県史 民俗 上』(愛媛県 1983年)
- 【資料4】「郷土料理再発見 ひな節句の名脇役 りんまん」『松山百点』vol.175(松山百店会 1994年3月)p32-33
- 【資料5】『えひめ、その食とくらし』(愛媛県生涯学習センター 2004年)
- キーワード
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- 和菓子
- いがもち
- いがまんじゅう
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000022579