レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/6/25
- 登録日時
- 2023/04/01 00:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22120715137827
- 質問
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マウスブルーダー(マウスブリーダー)という口の中で卵を育てる魚は、口の中に卵がある間、どうやって餌をたべるのかが知りたい。児童書で探している。
- 回答
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①『きれいですごい魚』には、「子育てがすごい」の「ジョーフィッシュ」の項に、「卵が孵化して、子どもたちが泳いでいなくなるまでこのオスはなにも食べないのです。」と記載されている。口の中で卵を育てるジョーフィッシュの写真も掲載されている。
②『生き物のふえかた大研究』には、「安全な場所で子育てする」の項で「卵をくわえるクロホシイシモチ」が紹介されている。「稚魚が生まれるまで何も食べられない」とあり、口の中で卵を育てるクロホシイシモチの写真が掲載されている。
③『わたしたち、海でヘンタイするんです。』には、「ジョーフィッシュ」の項に「口内保育をするネンブツダイのオスは、孵化するまで基本的に何も食べません。しかし、ジョーフィッシュには巣穴の奥に卵を隠し、獲物を食べた後でまた口に戻すという行動が見られます。子育てしながら効率よく栄養をとるのは、巣穴をつくる魚ならではの特技です。」とある。
④『ゆりかごは口の中』には、「4食べる食べない?」の項で「口にたまごがはいっているあいだ、ほんとうになんにも食べないのかをたしかめる実験」をしたと記載があり、ドワーフエジプシャンマウスブルーダーとオレオクロミス・モッサンビクスの2匹のメスのマウスブルーダーの実験結果がそれぞれ紹介されている。ドワーフエジプシャンマウスブルーダーについては、「2週間ぐらいすると、こどもたちはおよげるようになって、外にでて食べものをとるようになります。」とあり、「メスがこどもを口にいれているときをねらってえさをおとしてみました。するとメスはえさに近づき、(中略)こどもたちをはきだし、それからえさを食べたのでした。」とある。また、オレオクロミス・モッサンビクスについては、2週間ほどたったメスで実験をした結果、「こどもを口の中にいれたままえさをもぐもぐと食べています。(中略)こどもを食べてしまうようなことはなく、えさだけをのみこんだようです。」とある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 脊椎動物 (487 9版)
- 参考資料
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①赤木かん子『きれいですごい魚』 パイインターナショナル,2014,35p. 参照はp.21.
②『生き物のふえかた大研究』 PHP研究所,2015,63p. 参照はp.50.
③鈴木香里武『わたしたち、海でヘンタイするんです。』 世界文化社,2019,159p. 参照はp.140-141.
④桜井淳史『ゆりかごは口の中』 ポプラ社,2006,79p. 参照はp.24-30.
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①赤木かん子『きれいですごい魚』 パイインターナショナル,2014,35p. 参照はp.21.
- キーワード
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- マウスブルーダー
- マウスブリーダー
- 口内保育
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022120715131637827
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000331459