レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/05/24
- 登録日時
- 2022/11/22 00:30
- 更新日時
- 2024/03/30 00:42
- 管理番号
- M22052412536712
- 質問
-
キツツキ(アカゲラ)がすみかとしてあける穴について知りたい。
- 回答
-
①『キツツキの森』には、「キツツキのあけるあな」の項に、「キツツキは、木にいろいろなあなをほります。ひなを育てるための巣あな、えさをとるためのあな、夜ねむるためのねぐら用のあなの三種類です。」とある。「子を育てるための巣あな」の様子について、「アカゲラ」の項では、「かれ木や生木の幹の地上から高さ2~6メートルの所につくります。巣の入口は、ほぼだ円形です。」と紹介されている。また、巣あなの入口の大きさは、5㎝、深さは、35㎝との記載もある。それ以外にも「コゲラ」、「クマゲラ」といったキツツキの種類ごとに、それぞれの穴の大きさや形、特徴がイラストや写真を交え紹介されている。また、「キツツキはおすとめすがそれぞれきまったねぐらを、一年から数年間利用します。」という記載や「キツツキの中でもアリスイだけは、いっさい木にあなをほりません。巣あなは、からだの大きさがにかよったアカゲラの古巣を利用します。」という記載もある。
②『アカゲラ』には、巣について、「木のみきに自分でたて長の巣穴をほる。」とあり、巣あなのイラストが紹介されている。巣あなのイラストには、「入口4.5~6.7㎝、奥行17㎝、深さ35㎝、底の幅、12㎝」と、大きさが紹介されている。
③『教科書に出てくる生きもののすみか3』には、「キツツキのすみか」の項に「すみかの中を見てみよう」とあり、アカゲラの巣の中がイラストで紹介されている。また、「入り口は、真横ではなく、少し上向きにほる。中に雨が流れこまないように工夫しているんだ。」とも記載されている。
④『とり』の「きつつきはなぜ木にあなをあけるの?」の項には、「春から夏のはじめにかけて、かれた木やかれたえだなどにあなをほり、子どもをそだてます。」とある。また、「あかげらは子そだてのために入り口がおよそ4㎝、中のふかさがおよそ30㎝ほどのすあなをほります。」とあり、キツツキが巣あなの中に入っている様子がイラストで掲載されている。キツツキの巣あなの写真も載っている。さらに、「古い巣穴は、他の野鳥やモモンガなどの小さな哺乳類の巣にも利用されます。」という記載もある。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 鳥類 (488 9版)
- 参考資料
-
-
①右高英臣『キツツキの森』 あかね書房,1982,52p. 参照はp.46-47
②嶋田忠『アカゲラ』 新日本出版社,2008,32p. 参照はp.30.
③鈴木まもる『教科書に出てくる生きもののすみか3』 学研プラス,2017,31p. 参照はp.4.
④『とり』 学習研究社,2004,120p. 参照はp.12-13.
-
①右高英臣『キツツキの森』 あかね書房,1982,52p. 参照はp.46-47
- キーワード
-
- キツツキ
- アカゲラ
- 巣穴
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2022052412592236712
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 高校生, 中学生, 小学生(高学年), 小学生(低学年以下)
- 登録番号
- 1000324446