レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年04月21日
- 登録日時
- 2011/12/27 19:15
- 更新日時
- 2011/12/27 19:17
- 管理番号
- r123
- 質問
-
解決
岩手県花巻市にある新渡戸稲造記念館で、新渡戸稲造が栃木県の旧二宮町水戸部(みとべ)を訪ねたことがあると聞いた。関連資料はあるか。
- 回答
-
新渡戸稲造記念館についてホームページを確認すると、花巻市の「花巻新渡戸記念館」だけでなく、青森県十和田市にも記念館があることが分かりました。また、こちらの「十和田市立新渡戸記念館」のホームページでは、「新渡戸氏の歴史」の項に二宮町水戸部が新渡戸氏ゆかりの地として挙げられており、
ここには新渡戸稲造博士も大正4(1915)年に真岡で講演の折り立ち寄り、先祖について調査している。
と紹介されていました。
十和田市立新渡戸記念館ホームページ(最終確認日:平成23年4月22日)
http://www.towada.or.jp/nitobe/index.html
先方に直接問い合わせたところ、この情報の出典は以下の資料とのことでした。国立国会図書館に所蔵があります。
『三本木原開拓誌考』(新渡戸憲之/著・発行 1988)
「新渡戸家三代と新渡戸記念館」(p148-214)の中で、新渡戸稲造が大正4年に「水戸部」の「直井氏」宅を訪れたことを、筆者が聞き取り調査で確認しています(p149-150)。
なお、二宮町は現在真岡市となっています。以下の市史・町史等には記載がありませんでした。
『二宮町史 通史編3 近現代』(二宮町史編さん委員会/編 二宮町 2008)
『二宮町郷土誌』(二宮町郷土誌編さん委員会/編 二宮町役場 1970)
『真岡市史 第8巻 近現代通史編』(真岡市史編さん委員会/編 真岡市 1988)
『真岡町文化史年表』(佐藤行哉/著 真岡町公民館 1953)
『真岡の歴史』(真岡の歴史編集委員会/編 真岡市教育委員会 1978)
また、『新渡戸稲造全集』第1~23巻、別巻、月報(新渡戸稲造/著 新渡戸稲造全集編集委員会/編 教文館 1983~1987)にも記載がありませんでした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 新渡戸稲造
- 水戸部
- 二宮
- 照会先
-
- 十和田市立新渡戸記念館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000099004