レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2006/12/20
- 登録日時
- 2008/05/15 02:10
- 更新日時
- 2008/05/15 02:10
- 管理番号
- Q2006Y0165
- 質問
-
解決
小学校中学年の頃に、学校で先生から読んでもらったか、教科書に載っていたお話について
・怠け者ばかりが住む村に仙人(もしくは神様)がやってくる
・楽をしたいなら、楽が出来る国に連れて行ってあげるから、○○と○○を準備
しなさいと言われる(○○はいずれも不明)
・皆がんばって○○と○○を揃えた
・幸せとは普段の生活の中にあるものなのだ、と教えるお話
- 回答
-
教科書の専門図書館である東書文庫の蔵書目録(http://bnkweb.tosho-bunko.jp)で、目次作品名に「しあわせ」と入れ検索したところ、1968(昭和43)年発行の光村図書出版「小学新国語 4年下」に、北川千代著「しあわせの島」という作品が掲載されていることがわかりました。
国際子ども図書館には2001年以前に発行された教科書の所蔵はありませんので、以下の全集で内容を確認しましたところ、お探しの作品に近いあらすじでしたのでご紹介します。
●北川千代児童文学全集 / 北川幸比古,鳥越信,古田足日. -- 講談社, 1967(請求記号YZ-913.6-キタ 国際子ども図書館所蔵)
●日本児童文学大系. 22. -- ほるぷ出版, 1978.11 (請求記号Y7-6287 国際子ども図書館所蔵)
*日本児童文学大系の方が文体が古い印象を受けました。
<あらすじ>
・ある島民はなまけものでけんか好きだったため、食べ物が少なくなる。
・おじいさんが働くように諭すが、誰もいうことをきかない。
・おじいさんは不安になる島民に「しあわせの島」の話をする。
・島民はその島へ連れて行くように頼むが、島に行くには支度が要るといわれる。
・支度とは「一度もけんかしたことない刃物で木を切り、けんかせずに船をつくる」、「自分たちで作ったお米をその船に乗せる」「自分たちで織った服をまとう」等であった。
・島民は、はじめは嫌がったが皆で力をあわせ支度を始める。
・10年目の秋に支度が終わったため、おじいさんを訪ねると亡くなっていた。
・枕元に手紙があり、「この島がしあわせの島である」ことが書いてある。
・島民は、皆でなかよく働いたおかげでこの島がしあわせの島になったことに気がつき、おじいさんに感謝する。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 児童図書
- しあわせ
- 島
- 教科書
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- ストーリーレファレンス
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000044153