レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 登録日時
- 2011/06/16 02:03
- 更新日時
- 2019/09/11 00:30
- 管理番号
- M11051217009588
- 質問
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諸文献に足守藩の陸奥国領が「伊達郡・信夫郡」と記されているが、これらの郡は岩代国になるのではないか。
- 回答
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『吉備郡史』『藩史大事典』など多くの文献で、「陸奥国伊達・信夫郡」と記されている。そこで『旧高旧領取調帳 東北編』(東京堂出版、平成7年)で調べてみると、陸奥国に「伊達郡・信夫郡」はなく、岩代国に記されている。また信夫郡には、足守藩領の村々が確認できる。そこで、『国史大辞典1』(吉川弘文館、昭和54年)で、「岩代国」の項目を確認すると、「明治元年政府布告により、陸奥国を磐城、岩代、陸前、陸中、陸奥の五ケ国に分けた際、建置された云々」の記述があった。この経緯に詳しくない現代人にしてみれば、誤記のようにも見えるが、必ずしも誤りとはいえない。とはいえ、なんらかの説明がなければ誤りに見えるのも事実。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 中国地方 (217 9版)
- 参考資料
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- 回答内容参照
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2011051217053209588
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000087489