レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/2/15
- 登録日時
- 2019/12/17 00:30
- 更新日時
- 2019/12/22 11:15
- 管理番号
- 葛中-2019031
- 質問
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解決
2010年に亡くなった葛飾区ゆかりの作家「豊田正子」(トヨダ マサコ)について知りたい。また区内で読める作品があれば教えてほしい。
- 回答
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『葛飾区史 下巻』第9章文学「豊田正子」(トヨダ マサコ)の項に詳細な記述があります。
豊田正子は、1922(大正11)年生まれ。1931(昭和6)年に墨田区から、現在の葛飾区四つ木3丁目に越してきました。渋江小学校の卒業生です。小学校時代の担任の大木顕一郎教諭の指導による文集『綴方教室』は世評を呼び、新しい綴方運動を前進させたと記されています。この文集には当時の渋江町界隈の様子が活写されています。『綴方教室』は築地小劇場で山本安英主演で舞台化され、更に高峰秀子、徳川夢声主演により映画化もされました。
豊田正子は、後に江馬修らと『人民文学』の創刊にも携わり、『綴方教室』をはじめ『粘土のお面』、『思い出の大木先生』、『おゆき』、『さえぎられた光』、『生かされた命リハビリを受けながら』等多数の著作があります。これらは区内で所蔵しているので読む事ができます。2010(平成22)年12月9日、病気のため都内の病院で亡くなりました。88歳でした。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本文学 (910 9版)
- 参考資料
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- 『葛飾区史 増補 下巻』葛飾区役所/編 葛飾区役所 1985,p.713-718
- キーワード
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- 葛飾区,文学,豊田 正子
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000270786