レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年8月21日
- 登録日時
- 2021/11/11 15:10
- 更新日時
- 2021/11/16 09:07
- 管理番号
- 静岡郷土-38
- 質問
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解決
薩埵峠(さったとうげ)の地名の由来(峠に祀られた地蔵薩埵から来ていると聞いた)や伝承を知りたい。
- 回答
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『東海道薩【タ】峠 東と西の出会う道』静岡 建設省静岡国道工事事務所(S682/38/)
薩埵峠及びその周辺の歴史についてまとめられています。
P26-27、P70-72に御質問の中で記載していただいている地名の由来(地蔵薩埵)についての記述があります。
また、P37-41に薩埵峠に関連する伝承「親しらず、子しらず」(江戸に奉公に行っていた自分の子供を、実の父親が我が子と知らないで、追剥ぎになって殺してしまう話)について記述があります。P25-26に『「馬の道」とヤマトタケル伝承』(ヤマトタケルが東征の折、馬の足を湿し沓を取り替えたところとして井戸の跡が伝えられ、沓掛明神社が祀られており、そこから少し山道を登ったところに踏みつけた蹄の跡として「駒の爪址」が伝承化されている、という話)の記述があります。
『由比・薩埵峠風土誌』国土交通省富士砂防事務所/企画 風土工学デザイン研究所/編集・制作(S682/126/)
P12-13、P44-45に地名の由来、P42-43に「親知らず、子知らず」(上の「親しらず、子しらず」と同じ)について記述があります。
『文化の十字路 薩埵峠周辺の交流 ふるさと再発見』静岡県/〔編〕(S682/50/)
平成7年11月18日(土)におこなわれた街道文化セミナー「文化の十字路~薩埵峠周辺の交流~」の内容を冊子にした資料です。このセミナーにおいて愛知大学 渡辺和敏 教授が行った講演「街道文化の広がり」の中で、地名の由来(P13)や「親不知・子不知」(上の「親しらず、子しらず」と同じ)(P18-20)について軽く触れています。
『ふるさと「ゆい」郷土研究 伝説・史話・方言・俗信』望月 良英/著 塩坂 高男/監修(S222/253/)
P3に地名の由来、P10-11に「親知らず、子知らず」、P1に「薩埵峠の駒のひずめ跡」(上の『「馬の道」とヤマトタケル伝承』と同じ)、P6-7に「猿正宗」(助けた猿に恩返しされる話)、P12-13に「薩埵の地蔵さん」(亡くなった人はその魂が必ず「薩埵の地蔵さん」へ行くという話)、P13に「旅人と朝茶」(朝茶を自分の家の神仏より先に死神に憑かれた旅人に与えたため、旅人に代わって命をなくしてしまった女衆の話)の記述があります。
『東海道と伝説 Romankaido Tokaido』鈴木 暹/著 大嶋 善孝/著(S388/148/)
P98-101に「親知らず子知らず」、P101-103に「猿正宗」の記述があります。
『静岡県史民俗調査報告書 第17集 町屋原・今宿内の民俗』静岡県教育委員会文化課県史編さん室/編(S380/91/)
P187-191に地名の由来及び「死者と出会った話」(上の「薩埵の地蔵さん」と同じ)の記述があります。
『静岡県史 資料編24 民俗』静岡県/編(S209/3-3/)
P177に地名の由来及び「親知らず、子知らず」について記述があります。
『静岡県大正風土記』小杉 潔/編(S209/6/)
P222-223に地名の由来について記述があります。
『静岡県ふるさとの道』静岡県教育委員会文化課/編(S682/24/)
P181に地名の由来について記述があります。
『駿遠峠の古道』内藤 亀文/著(S290/56/)
P250-252に「親知らず、子知らず」について記述があります。
『興津宿・由比宿 東海道薩埵峠周辺情報絵図』東海道薩埵峠振興協議会事務局/[ほか編](S294.2/146/)
「薩埵峠」部分に地名の由来について記述があります。(リーフレットなのでページ数記載不可)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
- キーワード
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- 薩埵峠
- 親しらず 子しらず
- 親知らず 子知らず
- 親不知 子不知
- さったとうげ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000307512