レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2016/01/31
- 登録日時
- 2023/03/04 00:30
- 更新日時
- 2023/03/04 00:30
- 管理番号
- 200564
- 質問
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解決
南アルプス市出身の言語学者 矢崎源九郎について知りたい。また矢崎源九郎と河西豊太郎の関係について知りたい(ふるさと人物室)
- 回答
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矢崎源九郎(大正10(1921)年-昭和42(1967)年)
アンデルセン童話・グリム童話を翻訳した言語学者・北欧文学者。
十日市場で矢崎銀行を経営する家に生まれ、東京帝国大学文学部言語学科を卒業後、若くして東京教育大学(現在の筑波大学)の助教授に就任。専門のビルマ語を始め、英語・ドイツ語・イタリア語・北欧の各言語など多くの言語に精通し、言語学関係の著書を数多く残した。また、戦後を生きる子どもたちの心身共に豊かな成長を願い、その糧となるよう童話の翻訳にも努めた。特にアンデルセン童話の翻訳に力を注ぎ、戦後を代表するアンデルセンの翻訳者となったが、生まれつき胃腸が弱かったために45歳の若さで亡くなった。その短い生涯で、100冊を超える訳書・著書を残した。実業家の河西豊太郎は祖父に、俳優の矢崎滋は息子にあたる。
- 回答プロセス
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『河西豊太郎』「家族編」の項に「河西家略系譜」があり、P460「三恵村 矢崎市之介(新三良襲名)に嫁す」とあり、「河西豊太郎翁年譜」の項、P631に「二女嘉恵出生(後ち矢崎新三良四男市之助に嫁す)」とあった。
『山梨人事興信録』(1928年甲府興信所)P435河西豊太郎の項に「二女壽惠(中略)同村矢崎新三良四男市之助に嫁し」とあり、P850矢崎新三良の項に「妻 嘉江(中略)河西豊太郎二女」「先代を襲名して前名市之助を改む」「長男源九郎(大正十年三月生)」と記載があった。
- 事前調査事項
- NDC
- 参考資料
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- 河西豊太郎
- 山梨百科事典
- 山梨県人物・人材情報リスト 2021
- 日本児童文学大事典 第2巻
- キーワード
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- 矢崎源九郎
- 河西豊太郎
- 南アルプス市
- ふるさと人物室
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 未就学児
- 登録番号
- 1000329810