以下の資料に関連の記述を確認しました。
・『戊辰之役戦士墓』(大山安司/制作,発行 出版年不明)
p.1-8 「戊辰之役戦士墓」の項に、墓碑が明治七年六月に完成したと記述があります。建立の経緯、墓地の広さ、墓地の位置の略図が記載されています。また、墓前供養についての記述があります。
・『維新黎明慶應四年 写真で探訪戊辰戦争史跡』(阿部俊夫/著,発行 2009)
p.56 「八、宇都宮城の攻防 西軍も宇都宮城奪回と旧幕府軍の敗走」の項に、この墓地について誰が埋葬されているかが明確ではなかったが明治百年祭の折りに明らかにされたと記述があります。また、墓地内の記念碑の内容が掲載されています。
p.72-73 「十二、六道口 「戊辰之墓」」の項に、建立の経緯や、建立された地が激戦地であったこと等の記述があります。
・『戊辰戦争 慶應四年下野の戦場 平成24年度春季企画展』(栃木県立博物館/編,発行 2012)
p.33 「3.下野の戊辰戦争 コラム 山本帯刀と宇都宮藩 六道の戊辰之役戦士墓現況」の項があります。旧幕府軍・新政府軍の有志により建てられ、現在も付近の人々や有志の手で毎年法要が行われている旨の記述があります。
・『下野の戊辰戦争』(大嶽浩良/著 下野新聞社 2004)
p.40-41 「5 宇都宮戦争Ⅲ コラム⑤ 戊辰之役戦士墓 宇都宮市西原一丁目」の項に建立の経緯の記述があります。
・『写真と絵でたどる「宇都宮の百年」』(石井敏夫/編 宇都宮百年の会 1976)
p.85 「戊辰の役と宇都宮」の項、戊辰の役東軍戦死者の墓(西原町六道四ツ辻)の写真が掲載されています。
・『とちぎ街道ストーリー』(大嶽浩良/監修 下野新聞社 2007)
p.15-16 「宇都宮藩主が大改修 奥州街道①」の項に「戊辰役戦士の墓」について、碑を建てた経緯の記述があります。
・下野新聞マイクロフィルム 1967(昭和42)年6月1日3面
「新しい記念碑建立 宮市の戊辰役戦士の墓 明治百年を迎え」宇都宮市六道町に新たな記念碑が建立され、供養会会員、新潟県長岡市、福島県会津若松市などの関係者が集まって除幕、記念式が行われたと掲載されています。