レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年4月8日
- 登録日時
- 2023/12/23 16:13
- 更新日時
- 2024/03/29 13:50
- 管理番号
- 地-230003
- 質問
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神奈川県の民話で、「おんぶぎつね」というものが載っている資料はないか。真鶴町に伝わるものらしい。「まなちょうば」というところと、神社が関係している様子。
- 回答
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「おんぶぎつね」という題名ではないが、類似する内容の民話が次の資料に掲載されている。
・『私たちのふるさと昔ばなし』小田原青年会議所編 おざきただあき語り 小田原青年会議所 1996
p.96-98「真鶴町 はだか稲荷さん」
真鶴町の高丁場に人を化かす狐が住んでいた。あるとき、男の子に化けた狐が村の者に「一緒に帰ってくれ」とだまそうとすると、村の者は狐を背負って帰り、部屋の中に閉じ込める。狐は逃げ出し、近所の家の十二支の彫り物に化けていたが、見つかって皮をはがされ裸にされてしまう。さすがにかわいそうに思った村の者が、狐のために「はだか稲荷」という祠をつくった、という話。
- 回答プロセス
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回答に使用した『私たちのふるさと昔ばなし』には、ほかに以下の話が収録されている。(p.10-12「もくじ」より)
・大井町 パタパタ坊とポトポト坊(p.13-17)
・小田原市 栢山の鍋釜みがきの話(p.18-21)
・開成町 勘安ペロリ(p.22-24)
・山北町 左地蔵さん(p.25-28)
・小田原市 竜宮女房(p.29-31)
・箱根町 福原長者(p.32-36)
・南足柄市 かぐや姫の災難(p.37-40)
・松田町 沢尻の鬼六郎(p.41-44)
・南足柄市 名主文右衛門の話(p.45-48)
・真鶴町 ぬれて帰った息子(p.48-51)
・山北町 線守稲荷大明神(p.52-56)
・湯河原町 恩を返した狸(p.57-60)
・真鶴町 甚平さんと狐(p.61-63)
・松田町 戸板の新兵衛あん(p.64-69)
・大井町 天狗の神かくし(p.69-73)
・小田原市 北条稲荷(p.74-76)
・中井町 水を飲みに出た龍(p.77-78)
・山北町 山姥の糸車(p.79-82)
・小田原市 嫁田の話(p.83-86)
・松田町 お夏石(p.86-88)
・真鶴町 建長寺の和尚さん(p.89-92)
・小田原市 蛇のお嫁さん(p.93-95)
・箱根町 乙女峠(p.99-101)
・小田原市 鐘やぶの晩鐘(p.102-105)
・箱根町 九頭龍明神(p.105-108)
・南足柄市 金太郎(p.109-111)
・箱根町 精進が池の主(p.112-115)
・中井町 もえはんはケヤキの殿様(p.116-120)
・真鶴町 ボンボン鮫(p.120-124)
・小田原市 紫色の鯉(p.125-127)
・南足柄市 矢倉岳の主(p.128-132)
・中井町 ありがたい薬師様(p.133-136)
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388)
- 参考資料
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小田原青年会議所総務委員会 編 , 小田原青年会議所総務委員会. 私たちのふるさと昔ばなし 改訂版. 小田原青年会議所, 1996.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000001-I105587981-00
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小田原青年会議所総務委員会 編 , 小田原青年会議所総務委員会. 私たちのふるさと昔ばなし 改訂版. 小田原青年会議所, 1996.
- キーワード
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- 昔話--神奈川県
- 真鶴町 (神奈川県)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000343921