レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009/01/20
- 登録日時
- 2010/01/05 02:31
- 更新日時
- 2024/03/30 00:33
- 管理番号
- M09032511390811
- 質問
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海に樽を流して境界を決めた話について知りたい。
- 回答
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資料①『玉野むかしちょっとむかし』には,江戸中期,享保年間に備前藩と高松藩の間で起こっていた漁場をめぐる境界争いに決着を付けるため,大槌島から樽をながして境界を決めた話「樽流し~備前と讃岐の境界争い~」が掲載されている。資料②『玉野の伝説』にも「樽流し」という同様の話が掲載されている。なお,物語に登場する菅野彦九郎という人物は実在した人物で,これも実際に享保年間に起こった備前藩と高松藩の大槌島の領有をめぐる訴訟に活躍した人物である。また,訴訟を行った評定所には名奉行と知られた大岡越前守が含まれていた。この大槌島境界論争については資料③雑誌「岡山春秋」第2巻7号に「大岡裁き大槌島の境界論 献上の鯛に物を言はせた名判決」巌津白花としてが取り上げて紹介している。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 伝説.民話[昔話] (388 9版)
- 参考資料
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- 資料①森節子監修『玉野むかしちょっとむかし』,アトリエみずぐるま,1998,参照はp10-11 資料②河井康夫著『玉野の伝説』,1978,参照はp15-16 資料③雑誌「岡山春秋」第2巻7号,参照はp34-37巌津白花「大岡裁き大槌島の境界論 献上の鯛に物を言はせた名判決」
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2009032511321990811
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000061584