レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020/08/14
- 登録日時
- 2021/12/01 00:30
- 更新日時
- 2021/12/22 17:47
- 管理番号
- 所沢本-2021-023
- 質問
-
解決
東京裁判で戦犯に対する尋問とその答弁の記録を探している。
- 回答
-
以下の資料に記述があります。
〇『極東国際軍事裁判速記録』 第1巻~第10巻 極東国際軍事裁判所 編 雄松堂書店 1968年
国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館/図書館送信限定
埼玉県立熊谷図書館所蔵
- 回答プロセス
-
1 東京裁判の記録について確認
『参考書誌研究第7号』 1973年
「東京裁判の記録・図書についてのおぼえがき 住谷雄幸/著 【国立国会図書館デジタル化資料 インターネット公開】
「裁判記録」の項に起訴状、法廷速記録(和文速記録、英文速記録)、判決書等について、収録されている資料とその概要について記述している。
p3「法廷速記録」の項に「朝日新聞社法廷記者団著『東京裁判』は裁判の経過を要領よくまとめたレポートであるが、公判の全貌は、速記録による以外はない。公判は1948年4月16日に終了したが、公判速記録は、『極東国際軍事裁判速記録』として印刷され、裁判関係者に配布された。これは、極東国際軍事裁判所言語部翻訳のもので、国会議事録のような体裁で第1号から第416号まで、大蔵省印刷局によって印刷されたものである。」と記述あり。
『東京裁判ハンドブック』 東京裁判ハンドブック編集委員会/編 青木書店 1989年
p268~278 「主要参考文献目録」の記載あり。
p281~286 「東京裁判関係年表」の記載あり。
『「東京裁判」を読む』 半藤一利/著 日本経済新聞出版社 2009年
p12 「ニュルンベルク裁判では、閉廷後間もなく四ヵ国語で法廷記録が出版されたが、東京裁判では裁判終了後も法廷記録は出版されなかった。裁判の後も占領期が続いたため、国は記録の収集、整理に及び腰だった。裁判から二十年たった一九六八年にようやく裁判速記録が出版されたが、限定出版であったことと、その膨大な分量(全十巻、一巻が一ページ四段組み約八百ページ)のため、国民の多くがその全容を知ることは難しかった。」との記載あり。
2 所蔵資料の内容を確認
△『東京裁判 下』 朝日新聞東京裁判記者団/著 講談社 1983年
p157~178 「第二十二章 白熱 東条尋問録 歴史的な大尋問 弁護側の東条尋問」の項目あり。
×『東京裁判資料・木戸幸一尋問調書』 粟屋憲太郎/ほか編 大月書店 1987年
p1凡例に「本書は、極東国際軍事裁判(東京裁判)が開廷される前、国際検索局が巣鴨プリズンで、前内大臣木戸幸一に対して行った全30回にわたる極秘の尋問調書(英文タイプ八〇〇頁)を、全文翻訳したものである。」と記述あり。
×『東京裁判への道 上』 粟屋憲太郎/著 講談社 2006年
×『東京裁判への道 下』 粟屋憲太郎/著 講談社 2006年
尋問調書を資料とし東京裁判開廷までを記述。
×『東京裁判 上』 児島襄/著 中央公論新社 2007年
×『東京裁判 下』 児島襄/著 中央公論新社 2007年
3 国立国会図書館サーチ
〇『極東国際軍事裁判速記録』 第1巻~第10巻 極東国際軍事裁判所 編 雄松堂書店 1968年 【国立国会図書館デジタルコレクション 国立国会図書館/図書館送信限定】
4 埼玉県内公立図書館横断検索
〇『極東国際軍事裁判速記録』 第1巻~第10巻 極東国際軍事裁判所 編 雄松堂書店 1968年
埼玉県立熊谷図書館所蔵
△『東京裁判 上』 朝日新聞東京裁判記者団/著 講談社 1983年
×『極東国際軍事裁判審理要録』 第1巻~第6巻 国士舘大学法学部比較法制研究所/監修 原書房 2013年~2018年
英文速記録を時系列に沿って、日本語へ要訳する。第1巻は、「準備段階」と「検察主張立証」の前半部分を扱う。 第2巻は、検察主張立証段階(続)を収録。第3巻から第5巻は、検察主張立証段階(承前)を収録。第6巻は、検察主張立証段階(承前)、弁護側公訴棄却申し立てを収録。埼玉県内所蔵なし。
- 事前調査事項
- NDC
-
- 国際法 (329 9版)
- 参考資料
-
- 極東国際軍事裁判速記録 第1巻~第10巻 極東国際軍事裁判所 編 雄松堂書店 1948-1968年
- キーワード
-
- 東京裁判
- 極東国際軍事裁判
- 審問
- 記録
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 一般
- 登録番号
- 1000308204