レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023/5/10
- 登録日時
- 2023/08/30 00:30
- 更新日時
- 2024/03/29 00:34
- 提供館
- 金沢市図書館 (2310230)
- 管理番号
- 玉川-001082
- 質問
-
解決
【明神号について】 江戸時代に京都の吉田家が神社名をつける際の基準のようなものはあるか。長野市の風間神社(延喜式内社)が江戸時代に何度か名称変更していることに関心を持ち、調べている。
- 回答
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長野県神社庁のホームページによると、風間神社の名称変更の推移は以下のとおり。
(江戸時代以前)風間神社→諏訪大明神→(江戸時代以降)風間大明神→風間神社
【URL】https://www.nagano-jinjacho.jp/shibu/01hokusin/04nagano/17017.html (2023年5月11日最終閲覧)
『吉田神道の四百年』(113424149)に神号の付け方に関する記載は見つからなかったとのこと。
『日本大百科事典 22』(11097568)p.496「明神」によると、名神が特定の神社への社格・神階であるのに対し、明神は祭神の神徳をたたえ、崇敬の意を表して、神明の下につけた尊称、大明神は全国的な崇敬を得ているのをとくに尊んだ敬称であるという。
『世界大百科事典 27』(118486135)p.529「明神」によると、明神号に祭祀上の限定はなく、近世には神祇伯を名のる吉田家が私に明神(大明神)号を乱発した。
石川県内で明神号を名乗る神社について質問があったため、大野湊神社が江戸時代に「佐那武明神」を名乗っていたことを紹介した(『国事雑抄 下編』(11824839)p.665)。また、気多大社も江戸時代に「能登気多大明神」などと呼称された例がある(『能登一ノ宮 気多神社文書 第1巻』(119563005)p.76-77「横山長知施行状」など)。
『加能郷土辞彙』(119754858)に「明神」を含む項目が35項目立項されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 哲学 (1 8版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000337713