レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年12月26日
- 登録日時
- 2023/06/28 18:01
- 更新日時
- 2023/07/13 14:03
- 管理番号
- 中央-1-0021639
- 質問
-
解決
原爆投下と「黙殺」の関係について研究しているので、それに関する本があるか調べてほしい。
- 回答
-
以下の資料を紹介した。
(1)『黙殺 ポツダム宣言の真実と日本の運命 上・下』仲晃/著 日本放送出版協会 2000年
無条件降伏を要求するポツダム宣言の最後通告に、時の首相鈴木貫太郎が黙殺言明を行い、これが原爆投下、ソ連参戦の悲劇を招いたとする「黙殺」神話について、各種資料を渉猟して検証している。
(2)『原爆投下 黙殺された極秘情報』松木秀文/著 夜久恭裕/著 NHK出版 2012年
原爆投下前に日本軍が原爆に関する情報をつかんでいながら、それを黙殺していたのではないかという疑問について、貴重な証言・新たに発見された資料をもとに検証している。
(3)『歴史をかえた誤訳』鳥飼玖美子/著 新潮社 2004年
p24-35「原爆投下を招いた一つの言葉」
(4)『日本人のこころとかたち 文明史の立場から』中西輝政/著 PHP研究所 2007年
p202-203 ポツダム宣言を黙殺したことが原爆投下につながったという説に言及
(5)『アメリカの戦争責任 戦後最大のタブーに挑む』竹田恒泰/著 PHP研究所 2015年
p78-83「「黙殺」を「拒否」と伝えた世紀の大誤訳」
(6)『原爆の秘密 国外篇』鬼塚英昭/著 成甲書房 2008年
p280-287「「黙殺」発言を誘導した手先たち」
(7)『戦争論理学 あの原爆投下を考える62問』三浦俊彦/著 二見書房 2008年
p122-125「ポツダム宣言とハルノートはそっくりだが……?」
(8)『原爆を投下するまで日本を降伏させるな トルーマンとバーンズの陰謀』鳥居民/著 草思社 2005年
原爆投下が100万人のアメリカ兵の命を救うためであったという説や、ポツダム宣言黙殺が原爆投下を招いたという説を否定し、原爆投下にいたる4つの日付を手がかりに、トルーマン大統領とバーンズ国務長官が密かに進めていた計画の核心に迫る。
(9)『原爆投下決断の内幕 悲劇のヒロシマ・ナガサキ 上・下』ガー・アルペロビッツ/著 鈴木俊彦/[ほか]訳 ほるぷ出版 1995年
上巻p580-594「黙殺」
- 回答プロセス
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●「原爆 黙殺」で所蔵資料検索
○『黙殺-ポツダム宣言の真実と日本の運命-上』仲晃/著 日本放送出版協会 2000年
○『黙殺-ポツダム宣言の真実と日本の運命-下』仲晃/著 日本放送出版協会 2000年
○『原爆投下-黙殺された極秘情報-』松木秀文/著 夜久恭裕/著 NHK出版 2012年
「原爆投下は、たった一語の誤訳が原因だった!? - 日英・英日翻訳サービス」
https://www.crimsonjapan.co.jp/blog/atomic-bombing-translation/(2023.7.5最終確認)
→上記サイトより、以下の資料を取り寄せ。
○『歴史をかえた誤訳』鳥飼玖美子/著 新潮社 2004年
●Googleブックス「原爆投下 黙殺」で検索
○『日本人のこころとかたち 文明史の立場から』中西輝政/著 PHP研究所 2007年
○『アメリカの戦争責任 戦後最大のタブーに挑む』竹田恒泰/著 PHP研究所 2015年
○『原爆の秘密 国外篇』鬼塚英昭/著 成甲書房 2008年
○『戦争論理学 あの原爆投下を考える62問』三浦俊彦/著 二見書房 2008年
×『原子爆弾-その理論と歴史-』山田克哉/著 講談社 1996年
「まえがき」に「黙殺」という言葉が出てくるだけで、詳しい記述はなし。
●平和図書コーナーをブラウジング
○『原爆を投下するまで日本を降伏させるな トルーマンとバーンズの陰謀』鳥居民/著 草思社 2005年
○『原爆投下決断の内幕 悲劇のヒロシマ・ナガサキ 上・下』ガー・アルペロビッツ/著 鈴木俊彦/[ほか]訳 ほるぷ出版 1995年
- 事前調査事項
- NDC
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- 日本史 (210 10版)
- 外交.国際問題 (319 10版)
- 参考資料
- キーワード
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- 原爆投下
- 黙殺
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000335039