レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022年11月02日
- 登録日時
- 2023/06/28 17:56
- 更新日時
- 2023/07/13 14:03
- 管理番号
- 中央-1-0021637
- 質問
-
解決
目取真俊の「魂込め」を読んで沖縄の死生観に興味を持った。沖縄(琉球)では死者、魂、死後の世界をどのようにとらえ、考えていたのだろうか。
- 回答
-
インターネット上で閲覧できるものも含めて、参考になりそうな以下の資料を紹介した。
(1)『日本人の魂のゆくえ 古代日本と琉球の死生観』谷川健一/著 冨山房インターナショナル 2012年
全体的に関係記述あり。
(2)『大学的沖縄ガイド こだわりの歩き方』沖縄国際大学宜野湾の会/編 昭和堂 2016年
p201-215 「墓―死者の家、玉御殿、亀甲墓」
p208 沖縄の伝統的な葬方「風葬」について記述がある。
(3)『霊魂をめぐる日本の深層』梅原猛/編 中西進/編 角川書店 1996年
p71-95 「沖縄の祖霊信仰」
p127-142 「琉球文学にみる魂観」
p143-159 「沖縄の霊魂観」等
(4)『谷川健一著作集 6 沖縄学篇』谷川健一/著 三一書房 1981年
p227-255 「あかるい冥府-琉球の他界観」
p251-252 死後の世界について書かれている。
(5)『珊瑚礁の思考 琉球弧から太平洋へ』喜山荘一/著 藤原書店 2015年
文字を持たなかった時代の琉球の死生観が分かる。
(6)『神と村』仲松弥秀/著 伝統と現代社 1975年
沖縄における神事と村落との関係について書かれている。
p47-52「神の居所」
p52-59「死人観」
p84-89「青の世界」等
(7)『沖縄民俗辞典』渡邊欣雄/編 岡野宣勝/編 佐藤壮広/編 塩月亮子/編 宮下克也/編 吉川弘文館 2008年
p182「グショー」
p234「死(し)」
p243「死生観(しせいかん)」
p311「祖霊(それい)」
p475「マブイ」
p548「来世観(らいせかん)」等
(8)『国文学解釈と鑑賞』2009年8月号(939号)
p115-122「沖縄の死生観」狩俣恵一
(9)「大学生の死生観・来世観」小西吉呂(『沖縄大学紀要』1992年)
https://okinawauniversity.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1088&item_no=1&page_id=13&block_id=21(2023.7.5最終確認)
沖縄県内外の大学生を対象に行った意識調査の結果をまとめている。死生観・来世観や死に対する一般的なイメージについて、県内学生と県外学生の回答を比較し、分析を行っている。
(10)「死生観と死別体験の国際比較:福岡,沖縄,ベンガル,バリの比較から見えるもの」中村俊哉ほか (『福岡教育大学紀要. 第四分冊, 教職科編』2005年)
https://fukuoka-edu.repo.nii.ac.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=1166&item_no=1&page_id=13&block_id=21(2023.7.5最終確認)
福岡、沖縄、ベンガル、バリの4つの地域の死生観の比較を行っている。
(11)『沖縄解放の思想と文化 : 差別と侵略の相関構造』新里金福/著 新泉社 1976年
https://dl.ndl.go.jp/pid/9769072(国立国会図書館デジタルコレクション個人・図書館向け送信資料)
p164-180「世界観と死生観」(86-94コマ)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 九州地方 (219 10版)
- 通過儀礼.冠婚葬祭 (385 10版)
- 参考資料
- キーワード
-
- 沖縄
- 死生観
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000335037