次の資料から関連する情報が確認できました。
・『関東の道』 (関東建設弘済会/編 関東建設弘済会 2005)
「栃木県宇都宮市中央通り 県木でつくるシンボルロード」(p92‐93)の項があり、歴史や逸話等がまとめられています。
これによると、明治期は桜並木であった通りにトチノキが植えられたのは昭和14年、トチノキを県におさめたのは岩舟町の「栃木」さんとのことです。
・『栃木県歴史人物事典』 (栃木県歴史人物事典編纂委員会/編 下野新聞社 1995)
p429に「栃木林(とちぎ・はやし)」氏という人物の情報が掲載されています。
略歴が「静和町(岩舟町)生まれ 苗木商、造園業」となっており、県庁前大通りに植樹をしたことが書かれていため、『関東の道』で記述されていた人物は、この方と思われます。
この他、次の資料からもトチノキの並木、桜並木に関する関連情報を確認しました。
・『うつのみや絵葉書風物詩』 (随想舎/編著 随想舎 1988)
「栃木県庁」(p12‐13)の項があり、桜並木時代を写した絵葉書が2葉掲載されています。
・「下野史談 第65号」 (下野史談会/編 下野史談会 1988)
青柳孝保「草木雑記 とちのき」(p29‐36) に、トチノキ並木についての記載も散見されます。
トチノキ並木の中に横川信夫知事時代にヨーロッパから送られたマロニエがある等の逸話が紹介されていました。
以下の資料は、確認しましたが関連する記述を確認することができませんでした。
・『宇都宮シンボルロード計画書』 (宇都宮市/編 宇都宮市 1986)
・『栃木県史 通史編 6.近現代(1)』(栃木県史編さん委員会/編 栃木県 1982)
・『栃木縣史 第5巻 政治編』 (田代善吉/著 臨川書店 1972) ※下野史談会 1935年発行の復刻
・『栃木県庁舎竣功記念』 (栃木県/編 栃木県 1958)
・『明治・大正・昭和のパレス 栃木県庁舎の記録』 (栃木県/編 栃木県 1989)
・『とちぎ街道ストーリー』 (大嶽浩良/監修 下野新聞社 2007)
・『宇都宮まちづくり論集 「外の眼」に映る宇都宮 2 』( うつのみや市政研究センター/〔編〕 うつのみや市政研究センター 2006)
より、塩野谷ふじ子「街の景観と街路樹」(p23-27)
・「トチペ @tochigi 生活応援情報マガジン 5巻56号」(カレンテックス・トチペ編集室 2011)
より、「読者ライター”てまり”の道草るんるん・ルポ しりーず2-6宇都宮中心市街地”シンボルロード”編」(p16)