以下の資料より、関連する記述を確認しました。
・『栃木県公報 号外 昭和37年1月~37年12月(3446号~3548号)』(栃木県/編、発行 1962)
昭和37年12月1日の栃木県公報に県章の制定についての告示があります。図法の詳細な規定が記載されています。また彩色に関して、図案の説明の中に「それぞれ異なる単色とし、標示に最も美的な表現と思われる色をもちいること」とありましたが、色の由来についての記述は見受けられませんでした。
・『栃木県公報 号外 昭和39年1月~39年12月(1号~108号)』(栃木県/編、発行 1964)
昭和39年3月1日の栃木県公報に県旗の制定についての告示があります。
・『県章・県民の歌選定のあらまし』(著者不明、栃木県県章・県民の歌選定委員会 1963)
県章は公募による選定があり、募集するための規定や選定委員会の情報が記載されています。また、当時の新聞記事に検証の意味、選考過程などの記述があります。
残念ながら、これ以外の資料から、栃木県章の規定、及び彩色に関する記述を確認することができませんでした。
今回お調べした資料は以下のとおりです。
1 図書
・『栃木県大百科事典』(栃木県大百科事典刊行会/編、発行 1980)
・「県政画報とちぎけん 1965」(栃木県総務部広報課 昭和40年)
※昭和39年度の県政のあしあとを写真でまとめた資料です。
『県政画報 とちぎけん 昭和36~42年』として製本して登録しています。
・『広報・公聴事務必携』(栃木県企画部広報課/編、発行 1964)
・『とちぎのあらまし(昭和54年)』(栃木県企画部広報課/編、発行 1979)
・『日本「地方旗」図鑑』(苅安望/著 えにし書房 2016)
・『都章道章府章県章市章のすべて』(望月政治/著 日本出版貿易 1973)
・『事典シンボルと公式制度』(国民文化協会/編 国際図書 1968)
・『思わず人に話したくなる栃木学』(県民学研究会/編 洋泉社 2014)
2 広報誌・地域雑誌
・『広報誌とちぎ 昭和43年版(6月号~12月号)』(栃木県/編、発行 1968)
・『広報誌とちぎ 昭和44年版(1月号~12月号)』(栃木県広報協会/編、発行 1969)
なお、以下の栃木県広報協会の記念誌に「広報誌とちぎ」以前の広報誌に関する記述を確認しました。
・『広報誌「とちぎ」で見る栃木県の半世紀 栃木県広報協会記念誌』(栃木県広報協会/編、発行 2014)
p.10-13に「栃木県広報協会設立前の広報誌」の項があり、「広報とちぎ」(昭和27年5月3日発行 第71号)の一部が掲載されています。
「発行所」には「栃木縣廣報文書課」とあります。
「編集後記」に「広報とちぎ」は昭和24年9月に創刊し、昭和27年3月下旬発行分をもって終刊予定であった旨の記述があります。(p.13)
上記記述をもとに当館の所蔵をお調べしましたが、「栃木縣廣報文書課」発行の「広報とちぎ」の所蔵は確認できませんでした。
・『オール栃木 第8巻』(オール栃木社/編、発行 1964)
※1964(昭和39)年発行分を合冊製本した資料です。3月、4月、5月号を確認しました。
・『教育月報 昭和38年4月号~昭和39年3月号』(栃木県教育委員会事務局調査課/編、発行 1963)
3 新聞
マイクロフィルムで以下の紙面をお調べしました。
告示直後とその年の県民の日(6月15日)前後をお調べしましたが、お求めの情報を確認することができませんでした。
・下野新聞 昭和39年3月1日~3月5日、6月13日~16日
・栃木新聞 昭和39年3月1日~3月5日、6月13日~16日
4 映像資料
・「栃木県ニュース 第47号」
昭和30年代から40年代にかけて県政広報用に作られた記録映画です。VHSテープを所蔵しています。
第47号に「はなやかに 県章、県民の歌発表会」という動画が収録されていましたが、お求めの情報を確認することができませんでした。