レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2020年04月09日
- 登録日時
- 2021/04/28 14:39
- 更新日時
- 2021/04/28 14:39
- 管理番号
- 福郷-124
- 質問
-
解決
福岡市の黄檗宗千眼寺を開山した天祐律師という僧侶について、名字など詳しく知りたい。
- 回答
-
参考資料1『福岡県史 通史編 福岡藩 文化(上)』の第1章第三節p.40-41に「綱政の寺院関係では元禄十二年(一六九九)の黄檗宗曇華庵(千眼寺)の開創が特記される。開山天祐は筑前の出身、長崎で直接黄檗を学び・・」の記述と参考資料2-4に挙げた3件の文献が挙げられている。
参考資料2『筑前国続風土記附録 中巻』p.407、参考資料3『新訂黒田家譜 第3巻』p.143-144にも上記と同様の記述があり、参考資料4『筑前人物遺聞』p.99-101には「第九十四 岡崎氏の子天祐は曇華庵の開山となれり」の章が設けられ、天祐の名字が「岡崎」であるとわかる。
天祐の名字や氏名については、参考資料5『博多町人と学者の森』p.179-181に項があり、氏名が「天祐海信」、「岡崎弥平太の第三子」であることが記されている。参考資料6『筑前名家人物志』p.113に「俗名ヲ岡崎平助ト云フ」とあり、資料7『東風西声 九州国立博物館紀要 2016 第12号』p.1には千眼寺の開山者として「天祐海信」の記述がある。
参考資料8『月刊はかた 46号』p.34-35には「大悲山千眼寺」の記事が掲載されている。
- 回答プロセス
-
『福岡県史』の記事をもとに参考文献を調査。
- 事前調査事項
-
名古屋市史
- NDC
-
- 寺院.僧職 (185 10版)
- 参考資料
-
- 福岡県史 通史編[1] 福岡藩文化 西日本文化協会/編纂 福岡県 1993(自館資料コード1101907212)
- 筑前国続風土記附録 中巻 加藤一純,鷹取周成/共編,川添昭二,福岡古文書を読む会/校訂,川添 昭二 文献出版 1977(自館資料コード1108185709)
- 新訂黒田家譜 第3巻 川添 昭二/校訂,福岡古文書を読む会/校訂 文献出版 1982(自館資料コード1106100330)
- 筑前人物遺聞 海妻 甘蔵/著,広渡 正利/校訂 文献出版 1986(自館資料コード1102615556)
-
朝日新聞福岡本部 編 , 朝日新聞社. 博多町人と学者の森. 葦書房, 1996. (はかた学 ; 6)
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002504911-00(自館資料コード1103664751) , ISBN 4751206265 - 筑前名家人物志 森 政太郎/編 文献出版 1979(自館資料コード1105025948)
- 東風西声 九州国立博物館紀要 2016年 12号 the bulletin of Kyushu National Museum 九州国立博物館 (自館資料コード1207914391)
- 月刊はかた 1992年9月号 46号 エ-・ア-ル・ティ株式会社出版局 1988(自館資料コード1201862178)
- キーワード
-
- 黄檗宗
- 千眼寺
- 岡崎
- 天祐
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土 人物
- 質問者区分
- 学生
- 登録番号
- 1000297667