レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2023年04月14日
- 登録日時
- 2023/07/20 15:48
- 更新日時
- 2023/07/25 16:53
- 管理番号
- 000011052
- 質問
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解決
幕末から明治初期の萩藩(山口県)に民間の書肆(出版社兼書店)がどのくらいあったか知りたい。特に下関の「佐伯屋藤八」について知りたい。
- 回答
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下記資料1に年度別の地方書肆動向として、寛永元年(1624年)からの地方書肆数をまとめたものがある。うちp16-17に弘化元年(1844年)から慶応4年(1868年)までの地方書肆数のうち、周防・長門と思われるものは萩2、宮市1、徳山1とある。また、近世全体の地方書肆数として、p33に長門分が9書肆、p34に周防分が3書肆挙げられている。
なお、この論文の初出誌は以下で、“国立国会図書館デジタルコレクション”に収録されている。(図書館・個人送信限定資料)
大和博幸「江戸時代地方書肆の基礎的考察」(「國學院雜誌」 92(3) 1991-03 p.p86-114)
『國學院雜誌 = The Journal of Kokugakuin University』92(3)(1008),國學院大學,1991-03. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/3365647/1/45 (参照 2023-04-14)
佐伯屋藤八については、資料2に収録の下記論文が詳しい。
福本上「高杉晋作の潜伏処と佐伯屋藤八」
この論文も“国立国会図書館デジタルコレクション”に収録されている。(図書館・個人送信限定資料)
山口県地方史学会 編『山口県地方史研究』(68),山口県地方史学会,1992-11. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/7933642/1/12 (参照 2023-04-14)
なお、資料3に収録の「稿本防長刊籍年表」には、『蔵乗法数』(応永17年(1410年))から明治初年までの防長両国で刊行された典籍の一覧があるが、漏れもあるものと思われる。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 出版 (023 9版)
- 日本史 (210)
- 参考資料
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1.朝倉治彦, 大和博幸 編 , 朝倉, 治彦, 1924-2013 , 大和, 博幸, 1949-. 近世地方出版の研究. 東京堂出版, 1993.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002246843-00 , ISBN 4490202067 (p11-14) - 2.福本上. 高杉晋作の潜伏処と佐伯屋藤八. 山口県地方史学会, 1992. 山口県地方史研究 通巻68号 (p21-31)
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3.小川五郎 著 , 小川, 五郎, 1902-1969. 防長文化史雑考 : 小川五郎先生遺文選集. マツノ書店, 1993.
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000002270833-00 (p36-42)
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1.朝倉治彦, 大和博幸 編 , 朝倉, 治彦, 1924-2013 , 大和, 博幸, 1949-. 近世地方出版の研究. 東京堂出版, 1993.
- キーワード
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- 出版--日本--歴史
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000336150