レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2021年08月04日
- 登録日時
- 2022/01/13 09:14
- 更新日時
- 2023/03/31 18:00
- 管理番号
- 広県図2022013
- 質問
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解決
広島県立図書館が巡航していた文化船ひまわりについて知りたい。
1 巡航したのは1962年から1981年までか。
2 県内のどの島を巡航していたのか。どの年でもよい。
3 船を更新したことはあるか。
4 巡航が終了したのは,島に橋が架かった等交通網の発展によるものか。
- 回答
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1 巡航したのは1962年から1981年までか。
参考資料1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』【H09/H73-11ア】
p.13-14 文化船「ひまわり」の沿革
「[昭和]37.4.9 本格的に巡航開始。(略)[昭和]56.7.31 最期の巡航(宮島コース) 宇品市営桟橋で退船式を行う。」
2 県内のどの島を巡航していたのか。どの年でもよい。
参考資料1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』【H09/H73-11ア】(前出)
p.33-34 昭和37年度 文化船ひまわり航路図
広島県沿岸の地図にひまわりの経路が記載されています。
p.35-36 昭和56年度 文化船ひまわり航路図
広島県沿岸の地図にひまわりの経路が記載されています。
p.37-40 文化船「ひまわり」配本所の変遷 昭和56年7月末現在
市町村名と年度の表が掲載されています。
参考資料2『広島県公共図書館史』【H01/モリシ103ア】
p.79-98 広島県立図書館の本格的な活動開始
p.90-92 広島県立図書館の文化船「ひまわり」の進水と巡航
p.91 「実際の運航にあたっては、年度毎にコースの追加、変更がおこなわれた。(略)第1コース 広島(宇品)→宮島(宮島町・商船桟橋)→阿多田島(大竹市・阿多田島港桟橋)→(略)」
例として,昭和37年度の巡回コースが4つ記載されています。
3 船を更新したことはあるか。
参考資料1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』【H09/H73-11ア】(前出)
p.13-14 文化船「ひまわり」の沿革
p.13 「[昭和]44.8 エンジンをUD6型、マリンディーゼル180馬力と交換。」
エンジンの交換については記載されていますが,船体の交換については記載されていません。
4 巡航が終了したのは,島に橋が架かった等交通網の発展によるものか。
参考資料1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』【H09/H73-11ア】(前出)
p.1 はじめに
「(略)かつて孤立状態であった多くの島々に橋がかかり、本土を結ぶ交通の便がかなりよくなったのを機会に「ひまわり」は昭和56年7月末で引退することになった。」
参考資料2『広島県公共図書館史』【H01/モリシ103ア】(前出)
p.79-98 広島県立図書館の本格的な活動開始
p.90-92 広島県立図書館の文化船「ひまわり」の進水と巡航
p.92 「廃船という運命は不可避であったし必然的でさえあった」とあり,移動図書館車「みのり」との競合関係について記載されています。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 図書館サービス.図書館活動 (015 9版)
- 参考資料
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1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』[広島県立図書館/編],広島県立図書館,1982【H09/H73-11ア】
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001592005-00 (p.1 はじめに
p.13-14 文化船「ひまわり」の沿革
p.33-34 昭和37年度 文化船ひまわり航路図
p.35-36 昭和56年度 文化船ひまわり航路図
p.37-40 文化船「ひまわり」配本所の変遷 昭和56年7月末現在) -
2『広島県公共図書館史』森田繁登/編著,[森田繁登],2003【H01/モリシ103ア】
https://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000004168827-00 (p.90-92 広島県立図書館の文化船「ひまわり」の進水と巡航)
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1『航跡:文化船ひまわり引退記念誌』[広島県立図書館/編],広島県立図書館,1982【H09/H73-11ア】
- キーワード
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- 広島県立図書館
- 文化船ひまわり
- 移動図書館
- 図書館船
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000310610