レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/28
- 登録日時
- 2022/03/16 00:30
- 更新日時
- 2022/03/16 00:30
- 管理番号
- 6001053994
- 質問
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解決
ガレット・デ・ロワというお菓子の中に入っている陶器のことを何と呼ぶか知りたい。
- 回答
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ガレット・デ・ロワに入っている陶器は「フェーヴ(Fève)」と呼ばれています。
以下の資料に記述がありました。
<図書>
・『フランス菓子図鑑:お菓子の名前と由来』(大森由紀子/著 世界文化社 2013.8)
p.142-145「ガレット・デ・ロワ」
p.143に「ガレット・デ・ロワのお楽しみは、このお菓子に隠れているフェーヴ(fève)という小さな陶製の人形を誰が当てるかということである。」という記述があります。
・『フェーヴ:お菓子の中の小さな幸福』(磯谷佳江/著 二見書房 2010.10)
p.3に「フランスには、1月に家族や友人が集まって食べるガレット・デ・ロワ(p.167)という伝統菓子があります。その中にはFève(フェーヴ)と呼ばれる小さな陶磁器がひとつ入っていて、切り分けたガレットにフェーヴが入っていた人は、紙製の王冠をかぶり、その日の王様になることができます。」という記述があります。
・『お菓子の由来物語』(猫井登/著 幻冬舎ルネッサンス 2008.9)
p.56-57「ガレット・デ・ロワ」
p.57に「このお菓子の中には「フェーブ」という王様の形をした陶器製の人形が一つ隠されていて、それに当たった者は、紙の王冠をかぶり、王として祝福されるという風習がある。」という記述があります。
人形の注釈として「現在は、王の人形以外に、お菓子を模ったものなど様々な形のものがある。」とあります。
<WEB>
・日本洋菓子協会連合会:洋菓子について 洋菓子あれこれ(2022/1/28現在)
https://gateaux.or.jp/about/variety/
「ガレット・デ・ロワ」の項に「この日、人々は友人たちと食事をし、ガレット・デ・ロワやガトー・デ・ロワを切り分けて楽しみます。お菓子の中にはフェーヴと呼ばれる陶製の人形が入っていてこのピースを引き当てた人が王様になります。フェーヴとはそら豆のことで、古くはそら豆を隠していました。そら豆を引き当てた人は「1日だけの王様」として、実際の上下関係をひっくり返せたのです。このため陶製の人形をフェーヴと呼んだという説があります。また一方でローマ人が一家の息子を指すのに用いたéphèbe、エフェーヴという語の変形であろうという説もあります。」という記述があります。
[事例作成日:2022年1月28日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 食品.料理 (596 10版)
- 人形.玩具 (759 10版)
- 参考資料
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- フランス菓子図鑑 大森/由紀子∥著 世界文化社 2013.8 (143)
- フェーヴ 磯谷/佳江∥著 二見書房 2010.10 (3)
- お菓子の由来物語 猫井/登∥著 幻冬舎ルネッサンス 2008.9 (57)
- https://gateaux.or.jp/about/variety/ (日本洋菓子協会連合会 洋菓子について 洋菓子あれこれ(2022/1/28現在))
- キーワード
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- ガレット・デ・ロワ(ガレット・デ・ロワ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000313652