レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2010/05/14
- 登録日時
- 2011/06/01 02:07
- 更新日時
- 2024/03/30 00:34
- 管理番号
- M10060816056709
- 質問
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毛利元就が三人の息子に言ったとされる「三本の矢」の教訓は、実際には現在伝わっている話とは違う内容であったそうだが、本当はどのような言葉だったのか知りたい。
- 回答
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『日本名言名句の辞典』には、毛利元就の言葉として、「三人之半、少しにてもかけご隔ても候はば、ただただ三人御滅亡と思召さる可く候べく候」という教訓が紹介されており、その説明には、「三人とは、元就の三人の息子、隆元・元春・隆景をさす。「かけご」は、掛籠で、櫃や箱の内箱、転じて、隔て心や偽り心の意。兄弟の一致協力を説き、有名な「三本の矢」の逸話にも通ずる言葉。」と記載されている。また、『日本名言辞典』にも、同様の言葉が毛利元就の遺訓として紹介されており、「有名な弓矢の教訓の話は、この遺訓をもとに、後世の史家が作りあげたものらしい。」と説明されている。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 人生訓.教訓 (159 9版)
- 参考資料
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- 尚学図書編『日本名言名句の辞典』小学館,1988,1261p.参照はp.643.桑田忠親編『日本名言辞典』東京堂出版,1969,422p.参照はp.174.
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- M2010060816075656709
- 調査種別
- 内容種別
- 質問者区分
- 全年齢
- 登録番号
- 1000086934