レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2022/01/30
- 登録日時
- 2022/03/16 00:30
- 更新日時
- 2022/03/16 00:30
- 管理番号
- 6001040109
- 質問
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解決
織田作之助と江戸川乱歩は面識があると聞いたことがあるが、情報の出所がわからない。何か書かれているものがあれば見たい。
- 回答
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・『江戸川乱歩全集 第15 幻影城』(江戸川乱歩/著 講談社 1970) p.112 (p.112-117の内)
・『江戸川乱歩全集 18 幻影城』(江戸川乱歩/著 講談社 1979.9) p.120 (p.120-125の内)
上記資料には江戸川乱歩による探偵小説評論集『幻影城』が収録されており、その中の「一般文壇と探偵小説」の冒頭で、江戸川乱歩は偶然織田作之助と面識を得たことについて触れている。
(初出:『宝石』2(3)/(4) (岩谷書店 1947.4/5) ※文末の情報による)
江戸川乱歩は、この文章の冒頭で昭和21年(1946)11月から12月にかけて坂口安吾と初めて顔を合わせ、探偵小説を通して交流があったことに触れ、それに続いて次のように書いている。
「それと相前後して、私は銀座裏の「ルパン」で入院直前の織田作之助君に出会った。やはり初対面であったが、お互に少し酔っていたので、握手などをしてちょっと話し合った。その時私が「探偵小説を書く気はないか」と訊ねたところ「僕は書こうと思っている。この次に新聞に書くよ」と答えた。酒の上かも知れぬが兎に角昂然としてそう断言したのである。」
織田作之助側の資料では、見つからなかった。
[事例作成日:2022年1月30日]
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 評論.エッセイ.随筆 (914 10版)
- 日本文学 (910 10版)
- 参考資料
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- 江戸川乱歩全集 第15 江戸川/乱歩∥著 講談社 1970 (112)
- 江戸川乱歩全集 18 江戸川/乱歩∥著 講談社 1979.9 (120)
- キーワード
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- 織田作之助(オダサクノスケ)
- 江戸川乱歩(エドガワランポ)
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 人物・団体,その他
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000313637