レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2019年08月21日
- 登録日時
- 2021/11/17 11:02
- 更新日時
- 2022/02/02 16:37
- 管理番号
- 埼熊-2021-043
- 質問
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解決
源氏物語の「末摘花」の巻についての歌論が掲載されている文献を探している。
- 回答
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以下の資料を紹介した。
1 図書
『古代中世文学論考 第17集』(古代中世文学論考刊行会編 新典社 2006)
p45-91に平沢竜介著「末摘花論」あり。
p78に末摘花の巻に所収された歌2首に対する考察あり。
『源氏物語研究集成 第9巻 源氏物語の和歌と漢詩文』(増田繁夫[ほか]編 風間書房 2000)
p39-84 清水婦久子著「源氏物語の和歌的世界-歌語と巻名」のp54-55、p60、p77に末摘花巻の歌について記述あり。
p85-117 山田利博著「登場人物と和歌の効用」のp91、p106-111に末摘花が詠んだ歌について記述あり。
p119-166 伊井春樹著「源氏物語における引歌表現の効用」のp130-131に末摘花が詠んだ歌について記述あり。
p253-301 新間一美著「源氏物語と白詩-明石巻における「琵琶行」の受容を中心に-」のp258-260に末摘花巻の歌について記述あり。
『人物で読む源氏物語 第9巻 末摘花』(上原作和編 室伏信助監修 勉誠出版 2005)
p232-239 長谷川政春著「〈唐衣〉の女君-末摘姫」のp233に末摘花巻所収の和歌3首について記述あり。
p256-265 田中仁著「末摘花と消息」のp260-261に光源氏と末摘花のやり取りを表した和歌3首について記述あり。
p266-274太田善之著「シャーマンとしての末摘花」のp269、p271に末摘花巻所収の和歌3首について記述あり。
2 雑誌
平田彩奈惠著「『源氏物語』末摘花巻における「色こきはなと見しかども」 : 和歌的表現の連想性」(『日本文学 66(10)』p46-54 日本文学協会 2017.10)
小島ゆかり著「女はいかに-『源氏物語』の愛の歌(11)末摘花(1)」(『短歌 57(12)』p194-198 角川学芸出版 2010.10)
小島ゆかり著「女はいかに-『源氏物語』の愛の歌(12)末摘花(2)」(『短歌 57(13)』p174-178 角川学芸出版 2010.11)
末摘花巻の歌の原文、訳、解釈あり。
植田恭代著「『源氏物語』と「からころも」-歌語史からみる末摘花詠歌-」(『跡見学園女子大学文学部紀要(48)』p1-14 跡見学園女子大学 2013.3)
p2「はじめに」に「本稿は、和歌史における「からころも」詠歌の作者に着目しながら、いま一度、末摘花の詠歌の「からころも」について考察を試みるものである。」とあり。
- 回答プロセス
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1 自館目録を〈フルテキスト:末摘花〉で検索する。
2 NDC分類〈913.36〉の棚にあたる。
3 《CiNii Articles》(http://ci.nii.ac.jp/ 国立情報学研究所)を〈源氏物語 & 末摘花 & 歌〉で検索する。
ウェブサイト・データベースの最終アクセス日は2019年8月6日。
- 事前調査事項
- NDC
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- 小説.物語 (913 9版)
- 参考資料
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- 『古代中世文学論考 第17集』(古代中世文学論考刊行会編 新典社 2006) , ISBN 4-7879-3517-8
- 『源氏物語研究集成 第9巻 源氏物語の和歌と漢詩文』(増田繁夫[ほか]編 風間書房 2000) , ISBN 4-7599-1215-0
- 『人物で読む源氏物語 第9巻 末摘花』(上原作和編 室伏信助監修 勉誠出版 2005) , ISBN 4-585-01149-8
- 『日本文学 66(10)』(日本文学協会 2017.10)
- 『短歌 57(12)』(角川学芸出版 2010.10)
- 『短歌 57(13)』(角川学芸出版 2010.11)
- 『跡見学園女子大学文学部紀要(48)』(跡見学園女子大学 2013.3)
- キーワード
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- 日本文学-平安時代
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 文学
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000307693