レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2013年07月04日
- 登録日時
- 2013/07/04 17:47
- 更新日時
- 2013/08/14 00:10
- 管理番号
- 20130704-9
- 質問
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解決
文殊菩薩について知りたい。
- 回答
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文殊菩薩(もんじゅぼさつ) Yahoo!百科事典[日本大百科全書(小学館)]
http://100.yahoo.co.jp/detail/%E6%96%87%E6%AE%8A%E8%8F%A9%E8%96%A9/ (2013/07/04確認)
詳しくは文殊師利法王子(青年たるマンジュシュリー)菩薩。初期の大乗仏教経典において堅固な精神統一(首楞厳三昧(しゅりょうごんざんまい))の体現者、仏に説法を請願し対話の相手役を務める菩薩の代表者などとして現れる。とくに般若(はんにゃ)経典との関係は深く、仏滅後に実在した菩薩、または無限の過去にすでに悟りを得た仏の現れ、菩薩の父母とされ、初期般若経典の形成に直接関与した実在の人物を背景として理想化された菩薩であると推定されている。多数の大乗経典の成立に伴って、悟りの実践的側面を象徴する普賢(ふげん)菩薩と並んで、その知性的側面を象徴し、智慧(ちえ)の菩薩とみなされるようになる。・・・
文殊菩薩 【もんじゅぼさつ】 コトバンク
http://kotobank.jp/word/%E6%96%87%E6%AE%8A%E8%8F%A9%E8%96%A9 (2013/07/04確認)
もんじゅぼさつ【文殊菩薩】 国史大辞典
梵語Mañjuśrī
音訳して文殊師利または曼殊室利と書きその略称文殊を菩薩名とする。悟りをひらくために必要な般若の智恵の徳を象徴する菩薩。実在した人ともいわれる。釈迦に随侍する菩薩として釈迦三尊の場合、象に乗る普賢菩薩と対応して獅子に乗る姿に表現されている。また維摩会に用いる維摩と問答する文殊菩薩も作られた。興福寺東金堂像(国宝)は鎌倉時代定慶の作。法隆寺五重塔塔本東面塑像(国宝)は奈良時代の写実的な像として著名である。また独尊としての信仰も盛んで、『華厳経』で説く清凉山に擬せられる五台山を、中国での文殊応現の地とする信仰から、文殊の聖地として有名である。入唐僧円仁は五台山文殊を日本に伝えたといい、渡海文殊五尊像は彫像や画像としてしばしば作られた。現存するものとしては阿部文殊院(奈良県桜井市)像、西大寺(奈良市)像(ともに重要文化財)などあり、ともに鎌倉時代ながら前者は快慶作、画像に醍醐寺(旧光台院)本(国宝)がある。・・・
目でみる仏像 / 田中義恭, 星山晋也著 完全普及版 東京 : 東京美術 , 2000 4808706873
p.159
文殊菩薩 Manjusri
安倍文殊院
http://www.abemonjuin.or.jp/ (2013/08/13確認)
http://www.abemonjuin.or.jp/treasure.html (2013/08/13確認)
快慶作、国宝指定へ - 安倍文殊院・木造騎獅文殊菩薩像 奈良新聞 2013年2月28日
http://www.nara-np.co.jp/20130228090611.html (2013/08/13確認)
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
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- 仏像 (718 9版)
- 仏教 (180 9版)
- 参考資料
- キーワード
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 質問者区分
- 登録番号
- 1000133306