①『ル・クルーゼでご飯を炊く』には、「ご飯をおいしく食べる知恵」として、余ったご飯はおひつに移しておくことで水分調節ができることや、長期間保存する場合はラップにふんわりと包んで冷凍し、スチーマーなどで蒸してあたため直す方法が紹介されている。
②『うまいごはんの炊き方練習帖』では、まずおひつによる保存を紹介し、「おひつには塗りものと木製の2種類がありますが、ごはんをおいしくする効果で選ぶなら、木製がおすすめです。」と書かれている。また「おひつに入れたごはんは冷めても丸一日はおいしく食べられ」ることや、「保温ジャーの使用は、できれば2~3時間以内、せいぜい妥協して5時間くらいまで」で、「おひつがない場合でそれ以上長く保存するときは、ごはんが熱いうちに密閉容器に移すかラップに包み、冷めてから冷凍庫に」という方法も示している。その他、冷蔵庫で保存したごはんは乾燥してしまうこと、冷凍保存の方法や解凍は電子レンジで加熱することなどが詳細に書かれている。
③『お米の達人が教えるごはん基本帳』には、「炊いたごはんは、数時間後~翌日の間に食べきるなら炊飯器保温か冷蔵、長期保存したいなら冷凍、というように、いつ食べるかによって保存法を決めるといいでしょう。」とした上で、「現在の炊飯器は、各メーカーがごはんの品質や食味を維持しながら、少しでも長く保温できるようにと研究を続けているので、5~6時間はほとんど食味を落とさずに保温できるようになってきています。」と書かれている。また時間がたってからもおいしいごはんを食べたい場合には、ごはんが熱いうちに急速冷凍することを提案し、容器に詰めるときはごはんをギュウギュウに押し込まないこと、ラップで包むときは板状にごはんを薄く広げて包むこと、冷凍庫に入れるときは金属製トレイにのせると早く凍らせることができることや、解凍の際は電子レンジを使うことなどのポイントが書かれている。
④『世界でいちばんおいしいお米とごはんの本』には、余ったごはんを急速冷凍する方法としてアルミホイルを使ったやり方が紹介されている。他にもおひつで保存する利点や、炊飯器の保温ではごはんが焼けてしまうのを防ぐため内釜の壁からごはんを離して真ん中に寄せるようにというコツが書かれており、冷蔵庫での保存は米がかたくなりNGとされている。
⑤『絶品土鍋ごはんの炊き方』では、土鍋で炊いたごはんは入れっ放しにせず金属製のバットに移して濡れ布巾をかけておく方法を紹介している。長く保存する場合には小分けしてラップで平らに包み冷凍し、電子レンジで解凍して食べるよう書かれているが、冷凍保存の場合でも「一ヵ月くらいを目処にして、食べきるようにしましょう。」とも書かれている。