レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011年02月26日
- 登録日時
- 2011/08/18 15:12
- 更新日時
- 2011/11/12 09:45
- 管理番号
- 中央-1-00227
- 質問
-
未解決
戦に死すともいのち甦り君とことはに国をまもらむ 南原繁/作 の「ことは」という言葉の意味を知りたい。
昭和21年 東大戦没職員・学生慰霊祭の言葉「戦没学生にささぐ」中の言葉で、ネットでも公開されている。
- 回答
-
事典類や南原氏の著作を調べたが、「ことは」の意味はわからなかった。「ことは」ではなく「とことはに」ではないかと考えられる。
『角川古語大辞典第4巻』 中村 幸彦/[ほか]編 角川書店 1994.10
p653 「常とばに→とことわに」という項目に記述があり、「永久に」「いつまでも」という意味になる。
以下は調べたが記載がなかった資料
・『南原繁回顧録』 南原 繁/[述] 東京大学出版会 1989.9
p138に慰霊祭に関する記述はあるが言葉の意味はなし。
・『南原繁の言葉』立花 隆/編 東京大学出版会 2007.2
p240~ 「戦没学生にささぐ」全文
p313に解説があるが、この歌については特に言及されていない。
・『回想の南原繁』 丸山 真男/編 岩波書店 1975
・『南原繁 近代日本と知識人』 加藤 節/著 岩波書店 1997.7
p137~ 学徒出陣の頃について書かれているが、この歌については記載なし。
・『ビジュアル版・人間昭和史 6 行動する思想家』 講談社 1987.4
p111~ 南原繁について
・『形相』 南原 繁/著 岩波書店 1984.7
南原氏の歌集。解説付きだが昭和20年までのものしか収録されていない。
・『南原繁著作集』 全10巻 岩波書店
目次から拾い読みしたがこの歌についての記載は見つけられず。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
-
質問者自身が調べたところ、古語辞典では「同じことなら」等、という意味になるが、正確なことが知りたい。
- NDC
-
- 辞典 (813)
- 個人伝記 (289)
- 参考資料
- キーワード
-
- 南原繁
- 戦没学生にささぐ
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 言葉
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000090154