レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2008/11/20
- 登録日時
- 2009/04/23 02:11
- 更新日時
- 2009/05/29 09:39
- 管理番号
- 埼熊-2008-121
- 質問
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解決
日本における大砲の製造について、略史が書かれた資料を読みたい。
- 回答
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「武器と防具 日本編」『武器史概説』などを紹介した。
- 回答プロセス
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自館目録を検索する。武器や武器の歴史に関する資料を提供した。また、関連資料を県内公共図書館から取り寄せ、内容を確認の上提供した。
「武器と防具 日本編」(県内公共図蔵)
p159-「撃つ」に鉄砲・大砲の記述あり。p180「石火矢」p182「和製大砲」あり。
『武器史概説』
p57-「砲の伝来と発達」あり。
『鉄砲と戦国合戦』
p20-「大砲術に流行」に概要あり。p165-「権力の象徴」に意義あり。p167に「大型砲は領主自身が外国から入手し、分国あるいは他国から鋳物師や石火矢師を動員して製造した。天正以後、各地の領主は大型砲の製造に積極的であったが、家臣の軍役には一向にあらわれない。大型砲はまさに領主の専有物で領主権力の象徴ともいうべき存在であった。」とあり。
『中世・近世の鋳鉄品』
p104-124「幕末の鋳物の大砲(正・続・補遺)」に、初期の大砲の歴史あり。
『明治前日本造兵史』
p271-292「砲」に、大砲の変遷、製作についてあり。出典となった古文書や絵図もあり。
そのほか、幕末・明治期以降の大砲に焦点をあてた以下の資料を提供した。
『武器と防具 幕末編』『関口大砲製造所』『わが長州砲流離譚』「日本の大砲」(県内公共図蔵)
- 事前調査事項
- NDC
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- 兵器.軍事工学 (559 9版)
- 参考資料
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- 「武器と防具 日本編」(新紀元社 1994:県内公共図蔵)
- 『武器史概説』(斎藤利生 学献社 1987)
- 『鉄砲と戦国合戦』(宇田川武久 吉川弘文館 2002)
- 『中世・近世の鋳鉄品』(中野俊雄 2007)
- 『明治前日本造兵史』(日本学士院日本科学史刊行会 日本学術振興会 1960)
- 『武器と防具 幕末編』(幕末軍事史研究会 新紀元社 2008)
- 『関口大砲製造所』(大松騏一 東京文献センター 2005)
- 『わが長州砲流離譚』(古川薫 毎日新聞社 2006)
- 「日本の大砲」(出版協同社 1987:県内公共図蔵)
- キーワード
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- 武器-歴史-日本
- 大砲
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 質問者区分
- 個人
- 登録番号
- 1000054128