レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2011/12/4
- 登録日時
- 2011/12/04 14:59
- 更新日時
- 2012/02/28 18:24
- 管理番号
- 千葉市中央002
- 質問
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解決
「やぐら」とは何か。千葉県内にもあるものなのか。
- 回答
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「やぐら」とは山腹をくり抜いて造られた横穴式の墓のことで、鎌倉時代から室町時代にかけて造営された。大部分が神奈川県の鎌倉地方に集中しているが、三浦半島や房総半島にも存在する。漢字だと「矢倉」、「谷倉」、「矢蔵」、「屋蔵」、「窟」などと書かれる。
千葉県内においては、富津市に多く分布する。
- 回答プロセス
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①『国史大辞典』(吉川弘文館)、『日本国語大辞典』を用いて概要を調査
②「やぐら」をキーワードに、自館OPACを検索
③富津に多いとの情報を得たので、富津市の資料を調査。『富津市史』にやぐらの解説あり。
- 事前調査事項
- NDC
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- 関東地方 (213 9版)
- 参考資料
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- 『国史大辞典 14』吉川弘文館 1993
- 『日本国語大辞典 第2版 13』小学館 2002
- 『鎌倉のやぐら』大三輪龍彦/著 かまくら春秋社 1978
- 『穴の考古学』赤星直忠/著 学生社 1970
- 『千葉県やぐら分布調査報告書』千葉県 1996 (「千葉県内やぐら一覧表」(p.42-78)、「千葉県内やぐら分布地図」(p.79-113))
- 『中世房総の権力と社会』高科書店 1991 (「房総半島における「やぐら」の存在形態」井上哲郎/著)
- 『富津市史 通史』富津市 1982 (第5章第3節「中世の墳墓」(p.-352-361))
- キーワード
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- やぐら
- 墳墓
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 事実調査
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000097407