レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007年12月18日
- 登録日時
- 2008/02/10 13:09
- 更新日時
- 2008/02/10 13:09
- 管理番号
- 福島地域0119
- 質問
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解決
小野田仁蔵(おのだじんぞう)とは何者かわかる資料が見たい。 郡山市安積山公園に顕彰碑がある。大正5年に黒木安雄(くろきやすお)が碑文を書いている。 黒木安雄は香川県明善学園の関係者。
- 回答
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"小野田仁蔵は、正しくは、小野口仁蔵(おのぐちじんぞう)のことでした。
『小野口仁蔵翁事蹟』という伝記が一番詳細な資料となりますのでご紹介します。
小野口仁蔵は、明治期の日和田町(現郡山市)出身の政治家です。代々の名主の家に生まれ、村長となり安積疎水事業に尽力。明治12年から44年まで断続的に県会議員を務め、一時、副議長になりました。碑文によりますと安積疎水に功績があった人物です。
(安積疎水とは、明治時代に猪苗代湖から農業用に開削した疎水で、郡山市周辺の農業に多大な恩恵をもたらしたことで知られています)"
- 回答プロセス
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"・人物辞典を調査したが、小野田仁蔵では発見できず。
・碑文のある日和田町関連の資料を調査。小野口仁蔵(おのぐちじんぞう)という字面の良く似た人物が明治期政治家だったことを発見。
・小野口仁蔵の事績調査。碑文になったことが伝記資料に書かれていた。"
- 事前調査事項
- NDC
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- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
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福島県史 第5巻|・付録p12-13に[歴代福島県議会議員]安積郡の記載あり。明治13年5月-12月、16年12月-17年8月、23年3月-27年3月、32年9月-36年9月、40年9月-44年9月の期間選出。 ・付録p7に歴代福島県副知事の掲載あり。明治32年11月-35年8月、35年11月-36年9月まで県会副議長。|L210.1/F1/1-5、100006949;福島県史 第22巻|・p103に小野口仁蔵の項目あり。経歴紹介。全7行。|L210.1/F1/1-22、100007129;20世紀郡山の人脈 政治・経済編|・巻末の人名索引によれば、p37とp120に小野口仁蔵の記載あり。 ・p37-38に「[県庁移転の]陳情・請願は続く」の見出しあり。文中に明治17年「移庁総代人会」の副会長に就任とあり。当時の肩書きは日和田村長。 ・p119-122に「[安積]疏水の理事者は県会議員」の見出しあり。文中に明治時代の疏水組合の理事者として記名あり。|L281.3/Y1/1、100032846;福島県人名辞典|・をノ部p72-73に小野田仁蔵の項目あり。経歴紹介。10行の記載。|L281.03/J1/1、100060805;第一回安積郡功労者表彰人名|・大正6年2月11日に安積郡長から30名が表彰を受けている。 p1に、自治功労として小野口仁蔵の掲載あり。内容は、第十区蚕種世話役、県会議員、郡会議員、村会議員、安積疎水普通水利組合会議員等の歴任により表彰。|L281.3/A1/1、100062991;安積疏水百年史|・p876、L614.3/A2/1、100128123;郡山市史 第4巻|・p377、L213/K3/1-4、100281013;郡山市史 別巻|・日和田町の歴史中、p161-164に2ヶ所名前が掲載。|L213/K3/1-11、100281146;小野口仁蔵翁事蹟|・伝記。口絵に安積山公園の石碑、顔写真の掲載あり。p21-22に碑文あり。末尾に「大正五年龍集丙辰四月 従七位黒木安雄書」とあり。|L289/O3/1、100306109;安積疏水五十年史|・p90|L611.2/W1/1、100496058
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福島県史 第5巻|・付録p12-13に[歴代福島県議会議員]安積郡の記載あり。明治13年5月-12月、16年12月-17年8月、23年3月-27年3月、32年9月-36年9月、40年9月-44年9月の期間選出。 ・付録p7に歴代福島県副知事の掲載あり。明治32年11月-35年8月、35年11月-36年9月まで県会副議長。|L210.1/F1/1-5、100006949;福島県史 第22巻|・p103に小野口仁蔵の項目あり。経歴紹介。全7行。|L210.1/F1/1-22、100007129;20世紀郡山の人脈 政治・経済編|・巻末の人名索引によれば、p37とp120に小野口仁蔵の記載あり。 ・p37-38に「[県庁移転の]陳情・請願は続く」の見出しあり。文中に明治17年「移庁総代人会」の副会長に就任とあり。当時の肩書きは日和田村長。 ・p119-122に「[安積]疏水の理事者は県会議員」の見出しあり。文中に明治時代の疏水組合の理事者として記名あり。|L281.3/Y1/1、100032846;福島県人名辞典|・をノ部p72-73に小野田仁蔵の項目あり。経歴紹介。10行の記載。|L281.03/J1/1、100060805;第一回安積郡功労者表彰人名|・大正6年2月11日に安積郡長から30名が表彰を受けている。 p1に、自治功労として小野口仁蔵の掲載あり。内容は、第十区蚕種世話役、県会議員、郡会議員、村会議員、安積疎水普通水利組合会議員等の歴任により表彰。|L281.3/A1/1、100062991;安積疏水百年史|・p876、L614.3/A2/1、100128123;郡山市史 第4巻|・p377、L213/K3/1-4、100281013;郡山市史 別巻|・日和田町の歴史中、p161-164に2ヶ所名前が掲載。|L213/K3/1-11、100281146;小野口仁蔵翁事蹟|・伝記。口絵に安積山公園の石碑、顔写真の掲載あり。p21-22に碑文あり。末尾に「大正五年龍集丙辰四月 従七位黒木安雄書」とあり。|L289/O3/1、100306109;安積疏水五十年史|・p90|L611.2/W1/1、100496058
- キーワード
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- セキヒ;石碑
- アサカ ソスイ;安積疏水
- オノグチ ジンゾウ;小野口 仁蔵
- 照会先
- 寄与者
- 備考
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石碑の碑文は読みづらい場合があるので、依頼者の伝えた単語だけではなく広く調査する必要がある。
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000041764