レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2007/4/17
- 登録日時
- 2007/11/21 02:11
- 更新日時
- 2007/11/21 02:11
- 管理番号
- 福島地域0111
- 質問
-
解決
松平定信の茶道の流派と菩提寺が知りたい。
- 回答
-
茶道の流派は、遠州流を学んだ後お家流を開いた。と書かれている資料がありました。 菩提寺は、東京(江戸)江東区霊巌寺で、その墓所は国指定史跡になっています。 詳しくは別掲資料、文化庁のホームページをご覧ください。
- 回答プロセス
- 事前調査事項
- NDC
-
- 個人伝記 (289 9版)
- 参考資料
-
- 白河市史 第10巻 (・p327に松平定信の茶道と蘿月庵の項目あり、それによると「松平家の茶道は遠州流であったが、いわゆる奇麗さびを旨とする大名茶の遠州流が時代とともに華美に流れているのを憂えて、利休の素朴な原始茶道にもどそうと改革運動を起こした。「茶道訓」を著わして家臣を戒しめたのをはじめ、茶の心得を説いた「茶道掟」「老の波」「楽亭茶話」などの本を書き、さらには六二冊に及ぶ「茶道元書」を編さんして、遠州流を改めてお家流を開いた。」とのこと。ちなみに蘿月庵とは白河市南湖神社境内にある松平定信愛用の茶室。当館請求記号、資料番号は、L215/S4/3-10、100012202)
- 楽翁公伝 (・p422と付録年譜p65に、「文政12年5月29日死去。6月5日江戸深川霊巌寺に葬る。歯骨と装束とを桑名照源寺に納める」と記載。当館請求記号、資料番号は、L289/M1/7、100302363)
- 老の波 (・老の波、茶事掟、茶道訓の本文および現代語訳の掲載のある本。p163-226に詳細な解説あり。著者は定信研究の郷土史家。当館請求記号、資料番号は、LA791/M1/1、100412899)
- 角川茶道大事典 本編 (・p1276-1277に松平定信の項目あり、流派に関しては「家の茶風が遠州流であったから、定信もその実情を眺めつつ[『茶事掟』と『茶道訓』を]執筆したのであろうか」との記載あり。参考文献として進士慶幹「松平定信の信条とその茶事」(『武家茶道の系譜』「歴史読本」78-9)の記載あり。当館請求記号、資料番号は、791/K9/1-1、300011111)
- 近世茶道史 (・p238-244に、松平定信と老の波という項目あり。定信の経歴、茶道への関わり方、著書の概説を紹介。流派の記載はないが、「封建倫理そのものとも思われる茶道論」とのこと。巻末の索引によると、定信に関して本文4箇所の記載あり。当館請求記号、資料番号は、791.2/T6、300213667)
- キーワード
-
- マツダイラ サダノブ
- 松平定信
- ボダイジ
- 菩提寺
- サドウ
- 茶道
- 照会先
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 文献紹介
- 内容種別
- 郷土
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000039636