レファレンス事例詳細
- 事例作成日
- 2009年05月14日
- 登録日時
- 2009/06/04 13:15
- 更新日時
- 2009/06/04 13:25
- 管理番号
- 福若-2009-0423-2
- 質問
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解決
岩崎八重子の著書『八重櫻』を見たい。
- 回答
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『八重さくら』加瀬喜一郎編・刊 1937 が該当資料で、岩崎八重子遺稿,原田祖岳への書簡等を所収している。
- 回答プロセス
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① 自館,総合目録ネットワーク,Nacsis-Webcat,Webcat-plus等で、タイトル「やえ櫻」(新字・旧字とも)or著者「岩崎八重子」で検索
②「日本の古本屋」「スーパー源氏」で同様に検索
③ 小浜市立図書館,駒沢大学図書館(曹洞宗関係の蔵書充実)の各OPACで同様に検索
→ ①~③ともヒットなし
④ Googleで「岩崎八重子」(+「八重櫻」)で検索 → 以下の関連する記載があった。
・「歴史が眠る多磨霊園」 http://www6.plala.or.jp/guti/cemetery/PERSON/A/iwasaki_t.html より
:岩崎八重子は、岩崎弥之助の次男である岩崎俊弥(明治14~昭和5 旭硝子創業者)の長女。「曹洞宗の禅を修行し、若くして
大悟するが、26歳で夭折」と記載。
ほか、個人ブログ等の記載として
・「…八重櫻は岩崎八重子女史の著書に成るのだが、その中で自分の本当の父親は「原田祖岳で在った」と《了悟》した下りが
書かれている。…」 http://sinndougennsiyuu.hp.infoseek.co.jp/Joudoue.95~102Page.html より
・「…第六部は岩崎八重子と原田祖岳老師の書簡集。たしか『禅の法門』に収録されていたやりとりを英訳したもの。二十代の若さで
岩崎八重子は病没するが、その直前に禅の指導を原田老師から受け、大悟したという。そのあたりの記録。…」
http://homepage2.nifty.com/kkomori/doku0311.htm より :各サイト等の確認(090423)
⑤ その他、次の資料を確認した。
・『原田祖岳著作集』全7巻 原書房2005-07 (180.8/ハラタ)
:各巻末に「原田祖岳自伝」を掲載。ざっと見た限り岩崎八重子についての記述はない。
・『日本女性人名総索引』上・下 日本図書センター 2002 (281/ニホン) →「岩崎八重子」の項なし
⑥ 国立国会図書館にレファレンスを依頼する(①~⑤の経緯記載)
→ 『八重さくら』加瀬喜一郎編・刊 1937 が該当図書と判明。
:岩崎八重子遺稿,原田祖岳への書簡等を所収(国立国会図書館確認)
*国立国会図書館,駒澤大学図書館で所蔵。①③の検索でこの資料は気づいていたが、書誌データに岩崎八重子に関する記載が
ないため、同名の別資料と考えていた。
→ 国立国会図書館所蔵の資料は、マイクロフィッシュで貸出・複写可能。
- 事前調査事項
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岩崎八重子は、福井県小浜市の発心寺住職・原田祖岳(明治4~昭和36)との師弟関係があった。『悟りなき「悟り」への道』窪田慈雲著 の
「付録 - 岩崎八重子大姉大悟の体験」の部分で、『八重櫻』にその間の事情が載っているらしいことを知った。
- NDC
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- 日本 (281 8版)
- 各宗 (188 8版)
- 参考資料
- キーワード
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- 岩崎八重子
- 原田祖岳
- 照会先
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- 国立国会図書館
- 寄与者
- 備考
- 調査種別
- 所蔵機関調査
- 内容種別
- 人物
- 質問者区分
- 社会人
- 登録番号
- 1000055344